▼阪神芝2000mの神血統パターン
京都2歳Sの◎は11人気で3着のヴェルテンベルク。推奨理由は、父か母父がヴァイスリージェント系の馬はヴェルテンベルクだけだから。
「阪神芝2000mのヴァイスリージェント」は血統神格言のひとつ。今年も大阪杯ではポタジェが勝ち、レイパパレが2着。マーメイドSもマリアエレーナが2着。秋華賞もスタニングローズが優勝、ヴァイスリージェント持ちのナミュールが2着。
手前味噌になりますけれども、今年の阪神芝2000m重賞は亀谷の◎が全て馬券圏内に。神格言を知っている条件は良く当たります。
単行本『馬場を極める』では「コースによって買う血統を常に決めつけるのは良くない」と書きましたが、コースごとの神血統を知っておくことは基本事項として大事だな、と改めて思う次第です。
そして、今週も阪神芝2000m重賞のチャレンジカップが行われます。しかし、このレースでは父か母父ヴァイスリージェント系で馬券になったのは1人気で勝利したレイパパレのみ(過去5年)。「コースによって買う血統を常に決めつけるのは良くない」と書いたのは、このようなレースがあるからです。
父か母父ヴァイスリージェント系がチャレンジカップで今ひとつなのは、少頭数で道中のペースが緩くなり、追走力が問われないことが大きな要因。
このように「ベタな血統パターン」を知った上で「ベタに決まらないのはどうしてなのか?」と考えることも大事ということです。
競馬に同じレースは二度とないですが、大まかなパターンや競馬の概念を知っておくことは、基本事項として必須といえるでしょう。
2022/11/30 (水)