先週の亀レビュー(1/14～1/15)/亀谷敬正のレース回顧

▼先週のトピックス
・昨年暮れから続く、中山芝「ディープ系に馬力を強化した配合」のバイアス
・土日ともに小倉最終レースでサロンメンバーがこぞって万馬券を獲れた理由


▼昨年暮れから続く、中山芝「ディープ系に馬力を強化した配合」のバイアス

今週は雨の影響もありましたが、そうでなくても昨年暮れの開催から『中山の芝はディープ系に馬力を強化した配合で、短距離に対応できるような血が合う』とサロンメンバーの皆さんにお話ししてきました。

さらに、先週の土曜日は内有利傾向。1月14日(土)の中山11R・カーバンクルSもまさにそのパターンで、3連複232.5倍を的中することができました。



このレースには、父か母父ディープ系は5頭出走していましたが、その中でもボクの本命馬ストーンリッジは、このメンバーならインの中団より前で脚を溜められると予想。さらに他の人気馬が外枠に集まっていたのも、この日の内有利なバイアスを考えると相対的に良い状況と判断しました。

結果、父か母父にディープインパクトの血を持つ馬が1、3着。そして、勝ち馬を除いて上位6着までは全て3枠から内の馬でした。

枠順と血統のバイアスはもちろんのこと、「推定上位人気馬が揃って不利を受けそうなレースを選ぶ」ことも重要です。


※土曜日のリアルサロンスペース。亀谷とサロンメンバーによる馬券共同購入企画『亀馬券プロジェクト』が見事的中！


▼土日ともに小倉最終レースでサロンメンバーがこぞって万馬券を獲れた理由

開幕週となった小倉の馬場傾向も、初日から上手く捉える事ができました。特に芝1200mでは、まとまった雨が降った影響もあり、体力が相対的に豊富な馬以外は外を回しても疲れてしまう(脚が止まってしまう)ような馬場になっていました。

「体力がある馬」というのは血統背景からも、もちろん予測はできますし、『スマート出馬表』でも確認ができる“ローテーション”、“前走経験”からも読み解くことができます。

その結果、先週の小倉芝1200mは「短縮以外の外枠は不利」というバイアスが発生。

今回「短縮」で臨んでくる馬は、“前走長い距離を走って溜めを利かせた経験”があります。さらに、そもそも長い距離を使っていたということは、その馬の適性自体がスタミナ型な馬の割合が高い。つまりは、相対的に出走馬中で体力が上位なことが多い、ということにもなります。

土曜の小倉12Rでは、リアルサロンスペースでこのことを解説し、サロンメンバーの皆さんと一緒に喜ぶことができましたし、亀谷競馬サロンのFacebookページ(プレミアムコース会員のみ公開)では、ボクが書き込む1時間以上前からお見事なカキコミをされている、メンバーさんもいらっしゃいました。



※プレミアムコース会員限定のFacebookグループから抜粋


さらに、翌日1月15日(日)の小倉最終レースも同じく芝1200m。そして4頭しかいなかった「短縮」ローテ馬のワンツー。同距離の外枠は全滅。



こちらも当日のリアルサロンスペースにお越しの方だけでも『13人気のバトルシャイニングから馬連394.1倍を的中しました！』という声を多数いただきました。

レース後に『どういうアプローチで？』と質問すると、『当日の同コースの結果を見て、単なる内枠狙いではなく、体力のある馬が走りやすい馬場だと考えました』と解説いただきました。この解説には、この日のゲスト・TAROさんも大変関心されていて、ボクも我が事のように誇らしい気持ちになりました(笑)。

内枠ボックスではなく、今回のように「内枠と外寄りの短縮」を狙う組み合わせは、連複系の配当がつきやすいのも魅力です。




今週末も「亀谷競馬サロン」だからこそ共有できる競馬の分析方法、競馬ツールを皆で活用、議論することで競馬を楽しみ、おいしい馬券を獲得したいものです。