毎週火曜日、先週の「亀谷競馬サロン」で盛り上がったレースを参考に、当サイトならではの「今週末の見どころ」を配信いたします。担当は亀谷競馬サロン編集部・Sです。
今週末に注目するのは“前走大敗馬の巻き返し”です。
3/25(土)中京1R・3歳未勝利(ダ1800m)は、ベファーナ、パスカリのエピファネイア産駒が1、2着。3着には7人気の人気薄だったダノンバラード産駒・ライジングラパスが入りました。
亀谷競馬サロンのFacebookページ(プレミアムコース会員のみ公開)では、前走で2桁着順に大敗したライジングラパスが1人気の支持! 土曜朝イチのこのレースから鋭い予想が並びました!
前走は今回と同じ中京ダ1800mの未勝利戦で2人気ながら12着に敗れ、人気を落としていたライジングラパス。一見、同条件の今走も評価しづらいところですが、サロンメンバーの皆さんは巻き返しを予測していました。
『スマート出馬表』には「血統」以外にも様々なファクター別に馬券予想に役立つ独自のコンテンツが掲載されていますが、「過去5走」のタブを選択すると各馬の近走に加え、「双馬メモ」や「評価」が格納されています。
当レースの「評価」(※1)に注目してみると…唯一、前走で「A」が記載されているのがライジンラパス。不利が大きかったということが一目で分かります。
(※1)馬場虎太郎によるレース内容評価=評価。予想家・馬場虎太郎による各レースにおける各馬の評価。評価はA~Eの5段階で、Aがそのレースで最も不利だった馬=次走以降が適条件であれば巻き返す可能性が高い馬。Eはそのレースで最も恵まれた馬。
▲3/25(土)中京1Rの出馬表→「過去5走」(スマート出馬表より)
さらに、「双馬メモ」(※2)にも「ローテ不利」と「展開不利」の記載がありました。ライジングラパスにとって前走は苦しい条件で、力を出し切れなかったことが推測できます。
(※2)双馬毅による双馬メモ=双馬メモ。双馬毅による双馬メモ=予想家・双馬毅が、前走で苦しい経験をして今走で楽な条件になる馬を狙うために、JRA全レースにおける「枠」・「馬場」・「展開」・「ローテ」の不利を受けた馬を記録しているデータ。
サロンメンバーの予想でも、やはり『前走は展開が向かず、ノーカウント』といった見解が並んでいましたね。
ちなみに、亀谷競馬サロン・レギュラーコースでレース前日に公開中の『馬場虎太郎のお宝馬』にもライジングラパスが挙がっていました。参考にされた方も多かったのではないでしょうか?
※馬場虎太郎のお宝馬/3月25日(土)
加えて、血統面からはYouTube『亀谷敬正の競馬血統辞典』でご紹介しているダノンバラード産駒の買いパターン「ダート1700m以上」に該当。
さらに、母父エンパイアメーカーで“湿った馬場”や“外枠”もプラス、という予想も書き込まれていました。
YouTube『亀谷敬正の競馬血統辞典』では、過去にエンパイアメーカーも取り上げていますが、動画内では「ダートの速い馬場は歓迎」というポイントや、買いパターンにおいては「外枠」もポイントの一つとして解説。ライジングラパスは血統からも狙える馬だったと言えそうです。
一見、前走2桁着順の馬は買いにくいものですが、『スマート出馬表』の「過去5走」を見れば前走の不利が一目で分かりますので、巻き返しを予測して高配当を当てるヒントになるかもしれません。ぜひ馬券予想に活用してみてください!
2023/03/28 (火)