亀谷敬正 オフィシャル競馬サロン
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先週の亀レビュー
2023/11/29 (水)

先週の亀レビュー(11/25~11/26)/亀谷敬正のレース回顧

▼先週のトピックス
・イクイノックスの圧勝に思うこと
・能力選別には大問題の砂競馬
・マギレの多い砂競馬は馬券のコツの宝庫


▼イクイノックスの圧勝に思うこと

ジャパンカップはイクノックスが圧勝。これで、今年の秋G1はノーザンファーム天栄調整馬が4勝。ノーザンしがらきが3勝。先週書いた通り、セレクトセールには上場されていないノーザン育成馬のG1連勝記録が続いています。

★先週の亀レビュー(11/18~11/19)/亀谷敬正のレース回顧

イクイノックスで興味深いのは、父キタサンブラックはヤナガワ牧場生産馬。母父キングヘイローは協和牧場の生産馬。母母父トニービンは欧州生産馬。父、母父、母母父はいずれもノーザンファーム生産でもなければ、社台ファーム生産馬でもありません。イクイノックスは非社台、非ノーザンの種牡馬を代々重ねて生産されているわけです。

同様に東京芝2400mのレコードを保持しているアーモンドアイも父ロードカナロアはケイアイファームの生産馬。母父サンデーサイレンスはアメリカからの輸入馬。イクイノックスもアーモンドアイもノーザン、社台が作った種馬の血は薄いこと。どちらも育成しているのはノーザンファーム天栄という共通項があります。

そんな現象がずっと続いている現状を鑑みると「実は他の牧場からもG1級の馬自体は毎年産まれているのではないだろうか? ひょっとするとイクイノックス級の馬も産まれているのではないか? 」と考えてしまいますよね。あとは先週のコラムに書いた通りです。

「そんな話を考え、議論してどうなるんだ?」と「亀谷競馬サロン」のメンバーではない競馬ファンの方々は思うことでしょう。しかし、この現実を認識することは馬券ゲームの予想を研究する上でも大いに役立つのです。なぜなら、この現象が競馬の仕組みを象徴しているからです。常々書いていますが、気分で予想家にマル乗っかりしても馬券は勝てません。馬券で勝つには、自分なりに競馬の仕組みを研究。納得する自分なりの確率で責任を持って賭けることが重要です。

といったところで「亀谷競馬サロン」のメンバーではない競馬ファンの皆様は興味もなければ、議論、追及しようとも思わないでしょう(涙)。だからこそ「亀谷競馬サロン」のメンバーだけで語り合うことのできるサロンを作った次第です。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の精神で(笑)、我々はノーザンファーム天栄の木實谷場長から、毎週お話を聞き、独自の情報、概念を共有しているのも、先に書いた現実をより深く追及するためでもあります。


▼能力選別には大問題の砂競馬

今年のジャパンカップ、そしてそれに続くチャンピオンズCもなぜか(?)『G1』と称されてしまう現実を目の当たりにして、東京芝2400mが能力選抜の頂点の舞台でよかった。つくづくと思います。

今週末は、チャンピオンズCが行われます。このレースは“砂馬場”ですが、繁殖能力も含めた「能力選別には大問題の砂馬場が日本の主流にならなくて本当によかった」と思います。もしも、JRAの競馬も能力選別の舞台として大問題の砂馬場だけで行われていたら、今の日本競馬はどうなっていたでしょうか?

イクイノックスやアーモンドアイのような才能を見出すことはできなかった可能性が高いです。かといって、日本の砂競馬では本場のアメリカのダートで通用する馬、種牡馬を選別するのも難しいでしょう。

東京芝2400mが頂点であることは、当たり前だと思うかもしれませんが、決して当たり前のことではないんです。現にNARは依然として、普段はレースの少ない砂の中距離を頂点のレースに設定しています。繁殖能力も含めた真に強い馬作りを放棄していると言っても過言ではありません。だからダメなんだ!と批判をしたいわけではありません(残念ではありますが…)。

血統を用いて予想の的中精度と期待値の高い馬を抽出することを追及していると、砂馬場レースは、世界で通用する能力を持った馬の選別。および世界トップクラスの繁殖馬を選別するには難しい。という現実を思い知らされるわけです。


▼マギレの多い砂競馬は馬券のコツの宝庫

ただ単に馬券ゲームでおいしい馬券を拾うことだけを追求するならば、日本に砂競馬がたくさんある現実。砂競馬が世界で通用する能力選別には向かないことは、むしろ喜ばしいことですらあります。マギレが生じまくり、そのマギレに恵まれる人気薄を狙いやすいからです。

実際、先週の「亀谷競馬サロン」で公開した予想も、砂競馬のおいしい馬券の的中を積み重ねることで、馬券的にはまったく面白くない(笑)ジャパンカップの前にプラス収支を決めることができました。

砂競馬は「マギレ」が多すぎるため、世界レベルの能力選別には向かないのですが「マギレ」る理由を考えれば、おいしい馬券を獲ることができるからです(繰り返しますが、おいしい馬券を獲るための研究を続けていく中で、先に述べたように砂馬場が能力選別に欠陥があることを思い知らされるのです。)

今週末もマギレだらけの砂競馬の仕組みを利用しておいしい馬券を獲りたいものです。おそらくチャンピオンズCもジャパンカップとは真逆で、マギレが生じて人気順には決まらないでしょう。今週もマギレだらけの砂競馬を堪能したいものです。

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