亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼先週のトピックス
・高松宮記念デーは先週の不運をまとめて吐き出す大勝!
・ダート1200mも亀AIと血統ビームで圧勝!
・カップヌードルを味わい尽くして競馬を追求する
高松宮記念デーは先週の不運をまとめて吐き出す大勝!
先週日曜は中京芝1200mで行われた中京8Rを大本線的中(◎▲☆が1~3着)。『これで高松宮記念はハズレてもお金的には何の問題もありません』とレース後に言ったのですが、その通りに高松宮記念はハズレてしまいました(涙)。
高松宮記念も中京8Rも「先週の亀レビュー」に書いた傾向通りの決着。また、どちらもレース前に解説したように、オーストラリア≒香港血統が走りやすい馬場。どちらのレースも香港、オーストラリアで実績がある欧州型ノーザンダンサー系が複数頭上位を独占しました。
高松宮記念は○☆△決着で、結果論からいえば、ルガルを本命にするのは色々間違いだったのですが、G1予想はYoutubeやTV番組の制約&糞コメ対策もあるので、仕方がない部分はあります。すぐにうまくはなるものではない≒うまくなったら下手になる部分はあるので、その辺の工夫も含めてより一層精進したいものです。
ダート1200mも亀AIと血統ビームで圧勝!
高松宮記念デーは、中京8Rに続き中山9Rも◎○☆で大本線的中。1~3着はいずれも父が米国型ノーザンダンサー系。勝ち馬は「亀AI」がA評価。
「血統は系統や国別タイプを分類をすることで機械で傾向が出るんじゃないか?」という血統ビームの概念を作り出したのは30年近く前。当時、競馬の機械分析への投資単価は今よりもかなり高額だったのですが、投資をして有効性を証明されたことが、機械の進化とともにさらにブラッシュアップされていき、偶には馬券も当たってお金が増えるのは達成感があります。
ダート1200mも「亀AIの評価A・B」と「特定の血統タイプ」を追い続けるだけで、簡単に馬券ゲームで勝ててしまう、まるでお湯を注いで3分で出来上がるカップヌードルのようです。
ですが、その簡単な結論を導き出せるようにするには、それなりの研究は必要。今後も日々、データ蓄積と検証を続けます。
カップヌードルを味わい尽くして競馬を追求する
結論は簡単だが、作り出すまでの過程が厳しい。それはカップヌードルのようである。
ということで思い出しました。余談ですが、BS・NHKで再放送されている「まんぷく」も今週で終わります。このモデルとなった日清食品創業者、安藤百福さんをボクはとても尊敬しています。
お湯を注ぐだけで、3分で簡単に出来上がる「カップヌードル」という商品の概念を作り出し、その製品の素晴らしさと価値を社員に理解させ、そして多くの人々に理解してもらうことが結果として社会貢献になる話です。
カップヌードルほどの素晴らしい製品と販売スキームを我々に作り出すことはできないでしょうけれども、お手本にして創意工夫を重ねることが、我々で共有する競馬ツールの発展につながると強く信じています。
さらに余談ですが、血統ビーム開発当初から安藤百福さんのファンなので、日清食品の株も血統ビーム開発当初から買わせていただいています。カップヌードルも毎年たくさん送ってくれますし、この世を去るまで困らないぐらいのカップヌードルを買えるぐらいにお金も増やしてくれています。ファンになってよかったです(笑)