亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼先週のトピックス
・ダービーは数か月前に予想した通りの血統で決着
・馬場と血統のタイプを独自把握できる強み
ダービーは数か月前に予想した通りの血統で決着
今年の日本ダービーは1着ダノンデサイルがエピファネイア産駒。2着ジャスティンミラノはキズナ産駒。
終わってみれば、今年のクラシック注目種牡馬に取り上げた馬の1、2着。
▲YouTube「亀谷敬正の競馬血統辞典」 2024年牡馬クラシック展望(2/23公開)
日々の馬券ゲームでも「結局は血統に収れんする」構造も利用して利益を出しているのですが、今年の日本ダービーもその象徴のような決着。
また、人気のスワーヴリチャード産駒をすべて馬券から切り捨てることができたのも、スワーヴリチャードの構造を掴んでいたから。
先週の亀レビューでも「ダービーでも役立つとは思うが、これからもっと役に立つ」と書いた通り。今週末以降もスワーヴリチャードの特性を知っておくことは馬券ゲームでも有利になりますので、改めて先週の亀レビューもご確認ください。
▼参考記事
先週の亀レビュー(5/18~5/19)/亀谷敬正のレース回顧
また、ノーザンファーム天栄調整馬ではシックスペンスも低評価に。こちらもレガレイラよりも強い可能性は低く、そのレガレイラも低評価なので、軽視することができました。
今後もG1レースに限らず、当サロンでしか共有できない独自情報、独自血統理論をはじめとする予想概念で競馬を楽しみ、一般競馬ファンには得ることができない馬券期待値も掠め取っていきたいものです。
馬場と血統のタイプを独自把握できる強み
亀谷競馬サロンはダービー観戦も盛り上がりましたが、馬券でより盛り上がったのは日曜京都10R。◎エイシンスポッターが1着、▲グレイイングリーンが2着、○シングザットソング3着と、完璧な的中。
▲当日の亀谷競馬サロン・リアルサロンスペース
今の京都芝1400mは、
・タメればタメるほど伸びる馬
・外枠
が有利だったことが、このレースのポイント。
レース前に『エイシンスポッターは上り32秒台の脚を使って馬券になるはず』と解説した通りになりました。
似たような走破時計の決着であっても、「タメればタメるほど末脚が伸びる馬に有利な馬場」、あるいは「全体スピード持続能力に優れた馬に有利な馬場」の大きく分けて2パターンあります。
この2つは相反する関係です。もちろんどちらかに極端に振れていることは少ないのですが、エイシンスポッターはタメるほど伸びる血統の馬。そして日曜の京都芝1400mは近走以上にタメるほど伸びる馬に有利な馬場だったことで評価しました。
また、タメるほど伸びる馬が走りやすい馬場は、フラットな馬場あっても外枠が有利なのですが、日曜の京都芝ワンターンコースは内枠が不利な馬場。
馬場が向く上に枠順の恩恵も得られるので、大幅な上昇が見込めると予想できたわけです。
・馬のタイプ把握
・馬場のタイプ把握
・近走のレース質把握
この3つを把握することは、今回発揮するパフォーマンスの予測に極めて重要です。この分析をする上でも血統の知識は不可欠。この概念はほとんどの一般ファンが知らない上に、分析方法も分かりません。
亀谷競馬サロンではこの概念と精度の高い分析を共有し、語り合えることも強みであり、楽しみでもあると思うのです。