Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第57回目のトークテーマはダノンレジェンド。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):ダノンレジェンドは半弟に安田記念勝ちのダノンキングリー(父ディープインパクト)がいる良血で、種付け価格や繁殖の印象以上に走る産駒が多いですね。ボクは産駒が走る前から注目種牡馬に取り上げていました。
今井雅宏(以下、今):ダートの回収率は単複ともに100%を超えていて、馬券的に面白い種牡馬だよね。
亀:地味なので持ち人気が低く、期待値が高い美味しい馬が多くなってますよね。あとウッド調教で動かないのも期待値を上げていますよ。新馬、未勝利戦での単勝回収率は100%を超えていますから。
今:体力とパワーがあるタイプで、良馬場だと単複ともに回収率が100%を超えていて馬券になりやすいよ。馬場が軽くなると、崩れないまでも勝ちきれなくなる確率が上がるけど。
亀:芝向きの軽いタイプも多いんですけどね。ベストリーガード、ジュディッタは使われながら上昇して、ダ1800mを勝ち上がってオープン入りしました。使われながら上昇するタイプも美味しい馬が出やすい。
今:長距離は適性距離ということもあって、比較的真面目に走るタイプなんだよね。シンヨモギネスみたいに大崩れしないで相手なりに走れる産駒が多い。逆に短距離は安定しないんだけ、穴が出やすいんだ。
亀:確かに1400m以下で6番人気以下の人気薄は複勝回収率で130%以上もありますね。不器用で忙しいと安定感がないんですかね。
今:だから前走凡走してストレスの薄れた人気薄を買うと、特に面白いよ。ダ1400m以下の前走4~5着馬は単複ともに回収率が100%を超えているし、6着以下も複勝回収率100%を超えているから。
亀:距離変更では、軽さの生かせる短縮も単複ともにに回収率100%を超えていて馬券になりますよ。
今:中央場所だと複勝回収率144%で、ローカルは77%だから、倍近く回収率が違ってきてる点もポイントだね。
▲ダノンレジェンド産駒 ダート短縮時の競馬場別成績