Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第88回目のトークテーマはラブリーデイ。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
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亀谷敬正(以下、亀):ラブリーデイは前回のグレーターロンドンとは違い、非根幹距離、主流血統が力を出せない舞台で強い血統です。
今井雅宏(以下、今):芝の主要距離ではマイルが一番単勝回収率が低いね。
亀:あと直線の短いコース向きですよ。
今:東京なんかは結構数字が良いけど、ほとんどが鮮度の高い3歳までの成績だしね。ブレーキを掛ける競馬が苦手な分、フレッシュで柔軟性があると広いコースでスムーズな競馬で走るケースも出てくるから。新潟も成績良いけど、ほとんどが内回りだよ。
亀:外回りより倍近く複勝率が高いですよね。反主流で上がり勝負向きではないので、切れ味勝負だと分が悪いです。
今:レース上がり34秒以内だと複勝率10%で、複勝回収率も23%とかなり悪いしね。
亀:逆に34.1秒以上だと複勝率は20%くらい、単勝回収率も161%ありますよ。上がりの掛かるレースで順張りしていれば儲かっちゃうレベルですよね。
今:あと距離変更は、短縮より延長なんだよね。
亀:これはまた強烈ですね~(笑)。延長が単勝回収率373%、複勝回収率が113%。短縮だと単勝回収率41%、複勝回収率49%ですか。
今:揉まれ弱いほどでもないけど、重い上に不器用さがあるんだよね。ブレーキを掛けると駄目だから、短縮だと人気馬が力の違いで押し切る形での好走が多くなるんで、回収率は伸びにくい。延長だと穴が走りやすいわけだけど。
亀:あとストライドが伸びないんで、内枠は苦手ですよ。内枠が苦手な馬には馬群を嫌がるタイプと、ストライドが伸びないタイプの2種類いるわけですが。