Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第163回目のトークテーマは新潟芝2000m、2200mの狙い方と次走作戦です。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):今週は新潟記念もありますし、新潟芝2000m以上を見ていきましょう。
今井雅宏(以下、今):秋競馬も始まるんで、新潟を走った馬の次走狙い方も見てみようか。
亀:まず外回り芝2000mですが、先週の芝1800mと同じで大型牝馬が有利ですよ。500キロ以上は複勝率4割で、単複ともに回収率100%を超えています(データは2020年以降)。新潟記念も大型馬が毎年走りますよね。
今:先週の土曜新潟7R(芝1800m)も、430キロ以下の牝馬が全部消えて、500キロオーバーのエリーナストームが2着だったよね。ただ、先週話題になった「リアルスティールの新潟芝1800m」が炸裂して、単勝17.7倍のクラッシファイドに激走されちゃったけど。
亀:やっぱり、新潟は大型牝馬ですね。
今:持続するパワーが有利になる条件で、外回り芝2000mはハービンジャー、モーリスがよく走っている。スクリーンヒーローも複勝率4割近くて、複勝回収率140%を超えているよ。
亀:1800m同様にダンチヒが合うんですよね。欧州血統の牝馬はデカくても柔らかいという面もありますよね。
今:パワーがありつつ、柔軟性のある馬がベターな感じだよね。タイトな競馬場でS質を刺激された馬が有利で、前走好走馬だと中山2000mとか、阪神2000m、小倉2000mなんかがよく走っている。阪神は内回りだしね。
亀:ボクもそれを10年くらいずっと言ってますね。新潟記念の解説なんか毎年コピペしているくらいです(笑)。