Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第170回目のトークテーマは特別編として「秋華賞・ステップレース分析」をお届けします。
秋華賞出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):もう秋華賞のステップレース分析の週だね。この秋はかなり馬体重が明暗を分けてるから、その辺りも注意しないと。先週日曜のアイルランドTも、そうだった。「4キロ絞れて、矯めて乗ったら」って解説して、ラヴァンダ本命だったよ。
亀谷敬正(以下、亀):確かに当日は4キロ減で、かなり矯めて乗ってましたね。
今:相手も「増えて少し矯めれば」って解説したアンゴラブラックが10キロ増で、少し矯めたから相手に来て美味しかったよ。競馬は「ステップとタイプに合った馬体重と位置取りをした馬が走るゲーム」だから。逆にアドマイヤマツリは「6キロくらい増えれば」で16キロ増では厳しくなったし、他にも危ない体重が多くて絞りやすかったよ。
今年は凄い猛暑だったぶん、おかしな状態で出てくる馬が多いんだよね。休み明け1~2戦目は例年以上に夏の過ごし方が明暗を分けてるから、GI戦線でもポイントになると思うよ。
亀:まずローズSのカムニャックですが、適性的には問題なさそうです。あとはローテによるパフォーマンスの上下がポイントになります。
今:ステップも無難。体力の優位性があるんで、マイナス材料は少ないよね。まぁフローラS、オークスは、マイル使ってS質を刺激してと、今回以上にタイプにピッタリのステップが嵌まったけど。揉まれずパワーレースに持っていきたいから、内過ぎない枠のハイペース外差し競馬が理想になる。
亀:反動が出る可能性はどうですか?