Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第178回目のトークテーマは特別編として「朝日杯FSステップレース分析」をお届けします。
朝日杯FS出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):阪神JFはギャラボーグ本命で対抗が単勝50倍の人気薄だったスウィートハピネスにしたんだよね。1、2、4着の3連複が当日300倍近くついてたんでかなり買ったから、悲惨な目に遭ったよ。
外枠で評価下げたタイセイボーグに前へ行く位置取りショック掛けられて、しぶとさを活かされちゃった。インディチャンプは思ってた以上にC質が強くて参ったね。
亀谷敬正(以下、亀):白菊賞のレベルは低いって、マーゴットラヴミーの解説で話してましたよね?
今:そうなんだよね。だからマーゴットラヴミーはレベルの低いレースを逃げた直後で良くないけど、スウィートハピネスは単調な競馬を差して負けたから。レベルが低いだけに疲れが全くないんで、相手強化してペース上がって外差し競馬になれば、勝ち馬を今回は余裕で逆転出来る。その辺のレースレベルの使い方が分かってない人が結構いるから、逆手に取れるよ。
まぁ、マーゴットラヴミーは馬体が減ってたから、走る前から反動出たことが分かって危ないけど。
亀:減るようだと反動が心配って解説してましたもんね。
今:アルバンヌも16キロ減だし、走れそうな馬は当日の馬体重でかなり絞られたよね。アルバンヌは本命か対抗にしようかとも思ってたけど、前計量で減ってたから止めたんだ。
亀:そこは、ボクも独自情報も駆使して(笑)自信を持って軽視しました。
今:当日馬体が戻ってくれば良いけど、前回話したようにテンションの高い馬だから、結局それ以上に減っちゃった。結果論としては2回目の栗東が失敗だったよ。よく慣れるから良いという人がいるけど、紙一重だから。
競馬は馬にとって楽しいものではないんで、短期間に2回も栗東滞在するのはリスク要因でもあるんだよね。もちろん成功するケースもあるけど、今回はスタートから馬が前に行こうとしないで、気持ちが後ろ向きになった。当日の馬体重を見た瞬間に、前進気勢が薄れることは分かるよ。
亀:やっぱり馬体重は大切ですよね。では、朝日杯FSのステップレース分析です。デイリー杯のアドマイヤクワッズは主流血統なのは良いでしょうね。前走は2着馬が自滅したのもありますが。
