Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第179回目のトークテーマは特別編として「有馬記念ステップレース分析」をお届けします。
有馬記念出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
※今回が2025年最後の更新です。次回の更新は1/14(水)になります。
亀谷敬正(以下、亀):先週の朝日杯FSは解説通り、カヴァレリッツォが勝ちました。
今井雅宏(以下、今):雨が向くって解説したのはカヴァレリッツォだけだったでしょ。週末に雨が降るとは思わなかったけど、この馬は相当向くから敢えて話に入れたんだよね。精神コントロール面で道悪が向く血統なんだよね。それに加えて、同馬は馬の造りそのものも道悪向きだから、当日の雨量で余計に自信を深めたよ。
亀:それと二人とも話していたように、差しに回ったのも良かった。
今:馬群に入れて差しに回る位置取りショックだよね。如何に競馬は臨戦過程から導き出された位置取りが大切かってことだけど。
亀:重馬場が向くダイヤモンドノットは評価を上げました。
今:揉まれ弱いけどパワーがあるから、他に行く馬がいなくてペースダウンして、平均ペースの逃げを打って揉まれなかったのが良かったよ。まぁ他に走れる馬もいなくなっちゃったのもあるけど。
亀:そうなんです。アドマイヤクワッズはパフォーマンスを下げると予想しました。
今:アドマイヤクワッズは前回解説したけど、馬体が絞れないで少し硬さが出てたし。
亀:では、そういう感じで馬体重と馬場に注意して、有馬記念のステップレースを解析しましょう。まずジャパンCですが、ダノンデサイルは血統的に悪くないですが、不器用ではあるんですよね。外目の枠でスムーズならですが。
今:前走は海外帰りでフレッシュだったから評価はしたんだよね。体力的には悪くないけど、前走より若干鮮度が落ちるのは気になるんで、減りすぎ注意かな。使い込んで入れ込みが激しくなってくると危ないし。中枠くらいが競馬はしやすいと思うけど。
