亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼今回のトピックス
・スマート出馬表を活用して56万馬券を的中
・スマート出馬表を活用して期待値の高い目を瞬時に判断
スマート出馬表を活用して56万馬券を的中
2/15(土)の東京12Rはリアルサロンスペースでのイベントで本命に推奨したシンバーシアが1着。相手本線の☆15レッドレナートが2着、6番手評価のエフォートレスが3着で、3連単は56万馬券(同じ予想は「競馬放送局」でも公開)。
▲この日のゲスト・岡田紗佳さんの前で本線的中
このレース、「父がJRA芝1200mG1勝ち馬&大系統ミスプロ系」の馬は5.シンバーシア、10.エールトゥヘヴン、15.レッドレナートの3頭のみ。この3頭が1、2、4着! 結果論でいえば、この3頭の馬連BOXで484倍を的中、あと一息で3連複も1点的中できたわけですが…。
リアルサロンスペースでのイベントでは、「レース前」に「父がJRA芝1200mG1勝ち馬&大系統ミスプロ系が恵まれる!」とお伝えしました。「レース前」にお伝え出来た理由は、このレース前を迎えるまでの「結果論」=バイアス分析が的確だったから。
前週の東京新聞杯は、2/15(土)の東京12Rと同じ芝1600m。このレースのバイアス(『スマート出馬表』の傾向速報コース→評価順位)に注目すると、東京新聞杯の1~3着馬はいずれもシェアの14が高い(ピンク着色)です(※)。
▲スマート出馬表の傾向速報コース→評価順位(東京芝1600m)
(※)シェアとは?
ダート戦(全ての距離)、ならびに1400m以下(芝&ダート)における全体の賞金額から、各種牡馬の産駒が獲得している賞金を比率化した数値。数値は1~8の8段階で、数値が大きいほど獲得賞金比率が大きい=適性が高いということ。
ダート戦ではダートシェアの低い種牡馬が着色、芝戦ではダートシェアの高い種牡馬が着色されます。短距離では1400m以下シェアの低い種牡馬が着色、中距離では1400m以下シェアの高い種牡馬が着色されます。
つまり、本来の適性が低いパターンに着色されるのがシェアとなります。これにより、各コース・条件における特殊な適性の馬が判別できるだけでなく、特殊な適性が求められるコースや傾向を判別することが可能です。
14シェアが高い馬はスプリント指向の血統。特に超人気薄で3着のメイショウチタンは、馬場に明らかに恵まれた馬。そのメイショウチタンはロードカナロア産駒。テンTもメンバー中4位でした。
このバイアスを見れば、2/15(土)の東京最終も「スプリント指向の血統。特にロードカナロア産駒や同系の大系統ミスプロ系。特に近走先行経験馬が恵まれる」ことは予想できるわけですから、バイアスを重視すれば、勝ち馬のシンバーシア、2着のレッドレナートを買うしかないでしょう。
今週は電子書籍『血統ビーム一発レッスンvol.2 フォーメーションと合成オッズを使いこなして効率的に馬券で儲ける方法』が発行されましたので、これに倣って東京最終の買い方も改めて振り返ってみます。
スマート出馬表を活用して期待値の高い目を瞬時に判断
このレースは、
・14シェアの高い馬(ピンクに着色)」が複数馬券になる
・推定1~6人気の1頭は馬券になる
この2つを満たす3連複のフォーメーション馬券を買う場合、1列目、2列目に14シェアのピンク着色馬を、3列目に14シェアのピンク着色馬+推定1~6人気をマークする買い目になります。
▲スマート出馬表のIPAT投票機能を使った場合
この買い目の合成オッズは7.1倍。このレースは1、2、4着馬が14シェアの高い馬で、1、3、5着は推定1~6人気以内の馬。前述したフォーメーション馬券は、仮に10回やり直しても8回以上は当たるでしょうから、合成オッズ7倍は極めて期待値の高い買い目だとわかります。実際、そう予想したからこそサロンメンバーの皆さんにもお奨めしたわけです。
このように「バイアスが反映された期待値の買い目」を組むことと、「期待値の高い買い目かどうかを瞬時に判断する」ことは、「スマート出馬表」を使えば簡単にできます。ぜひご活用ください。