亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼今回のトピックス
・ジャパンカップデーで大儲けできた理由
ジャパンカップデーで大儲けできた理由
ジャパンカップ当日は『JRAスーパープレミアム』デー。この日は東京3R、京都11Rで特に大きく儲けることができました。
▲ジャパンカップデーのリアルサロンスペース
この2レースの払い戻しは、通常の1.5倍近くの恩恵を受けたと試算しています。仮にローカルの午前中も参加するような上級馬券ファンだけでこのレースの馬券を販売したら、オッズは半分ぐらいになってもおかしくはありません。
東京3R、京都11Rが好配当になったのは、
・普段よりも控除率が低い
・危険な人気馬を買うファンの売り上げが高い
・1日を通じては人気サイドの決着が多かった
この3点が大きな要因になっています。
この日の東京は1R、2Rともに推定1、2人気の決着。どちらもカタい決着なので、多くの競馬ファンは資金を減らさずに3Rを迎えました。
その3Rは推定1~3人気が全滅。本命のダンツファイターは推定人気よりも大幅に馬券が売れる「マニア票」で優勝。同馬の単勝は540円でしたが、これが仮に土曜の午前中だったら4倍台になっていたでしょう。3連単16万馬券もおいしすぎで、これも同様に土曜の午前中に売られていたら10万馬券にはならなかったはず。
仮に土曜の午前に売られていたとしても、予想は変わらなかったはずですが、推奨レースに選ばなかった可能性はあります。
同様に京都11Rも推定1~3人気が全滅。3連単は31万馬券。これもプレミアムもなく、土曜に販売されていたら30万馬券にはならなかったことでしょう。こちらのレースの場合、仮に土曜に売られていても推奨レースに選んだはず。20万馬券でも十分においしいからです。
この日の推奨レースに選んだ4レースのうち3レースで、推定1~3人気が複数頭馬券にならず。推定5人気以内が3着以内を独占したレースは一度もありませんでした。
なお、2場開催、特に東京開催がある際の2場開催は馬券がカタく収まりやすく、この日も24レース中13レースは推定3人気が複数馬券圏内に。24レース中7レースは推定5人気以内が1~3着を独占。
荒れるレースを選ぶ難易度は高くなるわけですが、その反面「荒れるレースを狙い澄ませる技術」の価値、破壊力はより一層上昇します。
先に書いたように、人気サイドの馬券を当てた一般競馬ファンの資金がまとめて吐き出される瞬間を、まとめて回収できた最大のチャンスレースこそが東京3Rと京都11Rだからです。
そう考えていくと、馬券ゲームでお金を稼ぐためには「馬券の売り上げ」がとても重要だというあたりまえの結論に行きつきます。自分達だけが知っている特別なコツとツールでお金をかすみ取るだけではなく、競馬と馬券の楽しさを伝えることにも、力を使うべきだと考えますし、当サロンで安価や無料でツールや楽しみを提供しているのも、そういう理念が芯にあるからです。