亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼今回のトピックス
・2週に一度50万馬券が当たる予想をすると全敗の週は必ず訪れる
・50万以上の馬券を狙うコツと心構え
2週に一度50万馬券が当たる予想をすると全敗の週は必ず訪れる
先週の推奨レース(亀SP対象レース)は、土日で合計8レースを推奨。このうち4レースで本命馬が馬券になり、土曜は阪神8Rで3連単50万馬券を的中。
▲4/12(土)は阪神8Rだけでなく、亀馬券プロジェクト(馬券共同購入企画)も大的中!
3/29~3/30の週も推奨7レースのうち4レースで本命が馬券になって、3/29(土)の中山8Rでは3連単50万馬券を的中。
ただし、その前の週は本命馬が全滅。4/5~4/6の週も本命馬はいまひとつ。
もう20年以上「何とかならないのか?」思い続けているのですが、年間トータルで回収率120%の予想ができたとしても、週単位の予想で安定して120%を越える予想はできません。
ここ1か月ぐらいのリズムのように、回収率300%を越える週もあれば、1つも当たらない週もあり、それを繰り返した結果回収率120%になる、というリズムになるんだと思います。
では、当たった週と全敗の週の予想内容にそんなに大きな違いがあったかというと、そんなに差はないと思っています。
1つだけわかっているのは、的中率100%を目指せば確実に回収率は75%に収束すること。
当たり前の話なんですけど、当サロンに入っていないような一般競馬ファンは、それすらわかっていなんじゃないか?と思うことが多々あります。
50万以上の馬券を狙うコツと心構え
「50万馬券が出るようなレース」はコツと心構えがあります。そうでなければ、こんなに高確率で50万以上の馬券は当たりません。
コツをまとめるなら、以下の3点になるでしょう。
・仮に何度やり直したとしても人気馬が総崩れ。少なくとも複数圏外になるレースを選ぶ
・仮に何度かやり直したら着順が変わりそうなレースを選ぶ
・「運」が良ければ当たるレースを選ぶ
そして大事な心構えは「やり直したら着順が変わりそうなレースを選んでいるんだから、運が悪かったら諦める。レース選びが悪かった時だけ反省する」ということ。
これを「精神論」だと思う一般競馬ファンは多いかもしれないですが、ボクは「技術論」あるいは「ルーティンワーク」だと考えています。
まぁ「技術論」と「ゲン担ぎ」は紙一重な部分がありますけれどね。たとえば、メジャーリーガーの大谷翔平選手が「グランドに落ちているゴミを見つけたら拾う」というのは「精神論」や「ゲン担ぎ」でしょうか? ボクは「ルーティンワーク」であり、大谷選手を生成する大事な部分だと考えています(個人的に交流のあるメジャーリーガーを見ていてもそう思います)。
ここは思想を語りすぎる場ではないので、大谷選手のゴミ拾いの議論は深くは語りませんが…(話したい人は「亀飯」なり、リアルサロンの後の飲み会で語り合いましょう)
少なくとも馬券ゲームにおいては、先に挙げた3つのポイントを満たすレースを選んだうえで、「運」が悪かったら諦める」心構えも含めてが、50万以上の馬券を狙い続けて馬券でお金を増やすためのルーティンワークであり「技術論」だと考えます。
たとえば、50万馬券を当てた4/12(土)の阪神8Rは、仮に何度かレースをやり直したとしても、推定1~5人気以内の馬が複数馬券になる確率は50%以下だったと思います。
また、本命のピストンボーイ、2着のスパークルジョイは、何度かやり直せば、5着以下になることもあるでしょう。どちらかというと「運の良かった」レースでした。もちろん、このレースで「運を待てる」状態にしていたのは「技術」だと思っています。
翌日の阪神8Rも52万馬券。このレースも「亀SP」推奨レース。推定1~5人気は全滅。このレースは本命馬が最下位で、そこに関しては反省をしているんですが、気分≒運も悪かったかなと思います。3番手評価だったカネトシゴウトを本命にすることも考えたので、そこは「気分≒運」です。
では「カネトシゴウトのようなパターンを絶対に本命にできる予想にしたら、必ず的中率が上昇して回収率が上がるのか?」と誰しもが一度は考えるでしょうが、競馬はそんなに甘くありません。そうしたことによって、獲れていたレースをハズすこともあるからです。30年近く言い続けていますように「競馬で勝つための要素、能力には相反する部分がある」からです。
1つだけ言えることは、このレースで人気馬から買う選択肢を取ってしまう人は馬券ゲームで勝てる確率が極めて低いこと。そういう手を打たないようにするのが当サロンで共有しているツールと競馬に対する考え方なのです。
このレースが終わった後に、「このレースを推奨したことはまずまず。何なら50万馬券を当てた前日の阪神8Rよりもいいぐらい。気分と運が向かなかった」と回顧しました。
こんなコメントをYouTubeでライブ配信したら「こいつは何を言っているんだ」と、まさにヘタクソからクソコメが乱発するので(苦笑)、亀谷競馬サロンでしか言いませんけどね(笑)。
つまり、日曜の阪神8Rと土曜の阪神8Rは、
・仮に何度やり直したとしても人気馬が総崩れ。少なくとも複数圏外になるレース
・仮に何度かやり直したら着順が変わりそうなレース
・運が良ければ当たるレース
この3つの基準に該当するレースであり、そこを選ぶことは「技術」、「ルーティンワーク」で可能だと、当サロンで証明もしていると思います。
当たるかどうかは「運」の要素も受け入れないといけないので、週間回収率300%以上を越える週もあれば、0%の週も受け入れないといけません。
ハズレる度に必要以上にガッカリして「競馬を楽しめてよかった」と感謝ができない人は、亀谷競馬サロンに向いていないだけではなく、馬券ゲームそのものにも向いていないでしょう。