亀谷敬正 オフィシャル競馬サロン
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先週の亀レビュー
2025/06/04 (水)

先週の亀レビュー(5/31~6/1)/亀谷敬正のレース回顧

亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!

▼今回のトピックス
・目黒記念は大本線で的中
・ダービーは「運」という深さと重さ
・ダービー馬よりも強い馬はいるはず



目黒記念は大本線で的中

今週は当サロンの拠点「後楽園」のスーパースター、長嶋茂雄さんが逝去されました。

長嶋茂雄さんがいなければ、亀谷競馬サロンも後楽園に作らなかったかもしれない。そう思うほど、偉大な方です。そのリスペクトの気持ちから「長嶋茂雄さんはなぜスーパースターになったのか?」も常日頃から考えています(長嶋さんのステージに到達することはありえないので、結論は一生出ないことはわかっているのですが…)。

そして、スーパースターが誕生するのに最も大事なのは「運」だと考えています。「ダービーは運のいい馬が勝つ」レースですから、まさしく競馬そのものでもあるな。と、ダービーウイークにスーパースターが集う後楽園で改めて思い至った次第です。

そのダービーの予想は▲のクロワデュノールが1着。2着は5番手評価のマスカレードボール。3着は○のショウヘイ(◎ファンダムは14着)。

目黒記念は◎のアドマイヤテラが1着。○のホーエリートが2着。

目黒記念は◎○▲の大本線的中
▲目黒記念は◎○▲の大本線的中


ダービーも目黒記念も1~5番手評価以内の馬で1~3着を独占。6番手以下に評価を落とした3人気以内の馬はすべて馬券圏外。

ボクとしては、ダービーも目黒記念もそして前週のオークスも、予想のアプローチには満足しています。今「レース前」に書いた予想原稿を見直しても、80%ぐらいは(笑)まるでレース後に書いたかのような原稿でした。

自分としてはダービーも目黒記念もオークスも、理論とアプローチは一緒。すべてのレース前の解説原稿は、今後のレースの予想にも活用できることでしょう。

そして、たまたま「運」が良かったレースが目黒記念であり、今年のダービーは「運」を呼び込む努力が目黒記念よりは少し足りなかったのだと思うのです。それが今の自分のステージだとも思うのです。
「運」というのは深いですね。何せ競馬の頂点であるダービーは「もっとも運のいい馬が勝つ」とされているんですからね。

そして「運」という考え方を「どのステージまで追及、深めていくか?」が、競馬に対する理解度、情熱を示すものではないか?と思うのです。



ダービーは「運」という深さと重さ

今年のダービーも終わってみればノーザンファーム生産馬が優勝。2着は社台ファーム生産馬。昨年は勝ち馬が社台で2着がノーザン。そのノーザンファームの総帥は「運を支配するためのものすごい格言」を出されていますが…、それはここでは書かずに亀飯などで語り合いましょう。

結局、今年も上位を独占したノーザンファームと社台ファームの根幹種牡馬はサンデーサイレンス。同馬を導入したのは吉田照哉さん。1、2着馬はいずれもノーザンテーストを持つ馬ですが、同馬を導入したのも吉田照哉さん。

目黒記念も1、2着馬はキングカメハメハ、ノーザンテースト、サンデーサイレンス、トニービンを持つ馬(4つすべてを持つのは1、2着馬のみ)。

トニービンも社台グループが導入。「凄い種牡馬」だと当時の会報で血統解説とともに絶賛していたのが吉田勝己さん。キングカメハメハを持ち込んでセレクトセールに出したのはノーザンファームでした。

これらの種牡馬を導入した秘訣を吉田照哉さんご本人に伺ったところ「秘訣は運だ」と仰いました(笑)。

そして、こうも仰ったのです。「数撃たなければ運は当たらない」と。真理なのだと思います。深すぎる壮大なテーマなので、このコラムで掘り下げるのはやめて、また亀飯でもリアルサロンでも語り合いましょう。



ダービー馬よりも強い馬はいるはず

今年のダービーはクロワデュノールが勝ちましたが、マスカレードボールにも勝てる才能はありましたし、あの馬が骨折しなければ、あの馬がダービーに出ていれば…など、同じぐらいのパフォーマンスを出せたであろう馬は、少なく見積もっても10頭はいたと思います。

その10頭とクロワデュノールの違いといえば、総論すれば「運」と表現するのが適切ではないでしょうか。

クロワデュノールも違う馬主、厩舎、騎手に出会っていたら、また違う運命を辿っていたことでしょう。

また、ショウヘイの3着も予想していたこととはいえ、改めて友道厩舎の凄さに感嘆しました。

ダービーのショウヘイ、目黒記念のアドマイヤテラ、オークスのカムニャックはいずれも友道厩舎。

鞍上はルメール騎手、武豊騎手、シュタルケ騎手。いずれもG1とフランス経験が豊富な騎手。血統もフランス血統の影響を強く受けた配合。

レース前にも解説したように、この時期の東京芝中長距離重賞はフランス指向の馬が走りやすい舞台。

ショウヘイ、アドマイヤテラ、カムニャックは適した舞台に出てきた「運」を引き寄せたのは、自らの才能を存分に引き出せる「人」と出会えたから。その出会いは、やはり「運」なのではないでしょうか。

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