亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼今回のトピックス
・5頭BOXで844倍を的中できた総武S
・特殊バイアスが生む穴馬券のチャンス
5頭BOXで844倍を的中できた総武S
3/8(日)の中山10R・総武Sは、以下の2条件をともに満たす馬が有利なバイアスでした。
・「上がりT」1~6位(※)
・5~8枠
該当したのは、9.ブレイクフォース、11.クラウンシエンタ、12.アマンテビアンコ、13.ミッキーヌチバナ、14.アクションプランの5頭。結果、この5頭のうち4頭が1~4着を独占。5頭BOXで3連複12,630円、3連単84,490円の配当を獲得できたレースとなりました。
該当馬で唯一凡走(7着)したアマンテビアンコはノーザンファーム天栄の調整馬。我々は天栄の仕上げの傾向を知っています。アマンテビアンコは傾向にマッチしていても、凡走する確率が高いことも予想できました。上記2つのポイントに加え、ノーザンファーム天栄の傾向も重視すれば、4頭BOXで的中できたレースです。
該当馬BOXの合成オッズは3連複16.5倍、3連単17.8倍。仮にレースをやり直しても10回中8回は当たる条件が揃っており、馬券期待値の非常に高いレースでした。レース前にも同様の解説を行い、「推奨勝負レース」として指定・的中しました。
この週の中山ダート1800mでは7鞍すべてで「上がり最速馬」が勝利しました。ダート競馬全体では「上がり最速馬」の勝率は約50%。それが7鞍連続となれば「かなり特殊」なバイアスであることは明白です。
▲先週の中山ダ結果/プレミアムコース会員専用のスマート出馬表「バイアス画面」から抜粋
そして、このバイアスの発生は「中山ダート1800mの構造」を知っていれば高い精度で予見できます。中山ダート1800mは「強い北風」が起こると「マクり」が決まりやすくなるため、「上がりT」上位馬が走りやすくなるのです。
特殊バイアスが生む穴馬券のチャンス
特殊なバイアスが発生するほど、穴馬券は出やすくなります。通常、能力通りに決まりやすいレースでは人気馬が有利です。しかし、特殊なバイアスが発生すると、「いつもとは異なる能力」が問われるため、「常に発揮できない能力」を発揮しやすくなります。
上がりT上位馬はダートのレースでは常に好走できるわけではないので、この日の中山ダートのように「異常に有利」な状況になれば、まとめて穴馬券を連発するのです。
年間を通しては順当な能力が問われるレースの方が圧倒的に多く、上がり最速馬が全勝するような週はあくまで例外です。だからこそ、そのような週にアンテナを張り、チャンスを逃さないことが重要になります。
スマート出馬表は、このアンテナを張り、逃さないためのツールでもあるわけです。もちろん上がりTという独自の特殊な指標は、99%の競馬ファンは見ていませんので、それを活用できるアドバンテージ自体も大きいです。
(※)上がりT=上がり持ちタイム
スマート出馬表に掲載されているコンテンツ。近3走の上がり3Fタイムに各種補正を掛けて、最も速いタイムを表示。( )の中は今回の出走馬中での順位で、最大7位まで表示。ただし、出走頭数の半数を下回る順位は表示されません。上がり持ちタイムは数字が小さい程、近走で速い上がりをマークした経験を持つ馬という判断が可能です。
