亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼今回のトピックス
・桜花賞、阪神牝馬Sも「大系統」の威力が抜群のレース
桜花賞、阪神牝馬Sも「大系統」の威力が抜群のレース
終わってみれば大阪杯は、父大系統サンデー系×母父大系統ノーザンダンサー系の配合馬クロワデュノールとメイショウタバルが1、2着。今年の大阪杯は、父大系統サンデー系×母父大系統ノーザンダンサー系の馬は4頭しか出走していませんでした。

▲大阪杯レース結果(下段は国系統画面)/スマート出馬表より抜粋
「大系統のバイアス」という概念、タイプ分類を「血統ビーム」で提唱したのは今から30年ほど前。血統大系統の概念は、30年前から「そんなものは存在しない。偶然だ」と多くの競馬ファン、そして血統マニアから否定され続けています。
しかし、今もなお、指定した条件で「父か母父が大系統ノーザンダンサー系」という血統タイプが結果として上位を独占。レース前に大系統ノーザンダンサー系が恵まれると予想して、その通りにレースが決着することが多々あるのです。
大系統ノーザンダンサー系が他の血統タイプ分類にはない強み、独自性があるのは、種牡馬名や国別血統タイプを問わずに傾向が出ることです。
たとえば、大阪杯であれば、国別血統タイプが米国型、欧州型のどちらであろうとも、「ノーザンダンサー系」であれば、他の大系統よりも有利です。勝ち馬のクロワデュノールは母父が欧州型でダンチヒ系でした。2着のメイショウタバルは母父が米国型でヴァイスリージェント系です。
今週末に行われる阪神牝馬Sと桜花賞も、「父か母父がノーザンダンサー系」がそうではない血統に比べて明らかに好走率が高いレースです。父系の祖先がノーザンダンサーである産駒はそうではない産駒に比べて特別な個性と強みがあるからです。
過去10年の阪神牝馬Sは、
