毎週日曜日更新の当連載『フロントライン』は、現代競馬のキーマンとも言えるノーザンファーム天栄の場長・木實谷雄太氏に、競馬に関するさまざまなお話を伺うロングインタビューコラムです。聞き手：亀谷敬正。
▼今回の主なトークテーマ
・ジオグリフ、ローシャムパークなどが挑む大阪杯
・インダストリアが連覇を狙うダービー卿CT
ジオグリフ、ローシャムパークなどが挑む大阪杯
――まずは大阪杯の出走馬について伺います。まず、中山記念3着のジオグリフですが、やはり芝向きだったのでしょうか。
木實谷：レースだけ見ると、向き不向きはあったのかなと思いますね。
――中山記念はチャンピオンズC大敗後の一戦でしたが、状態はどうでしたか？
木實谷：プラス12キロと、ちょっと絞り切れなかった面がありましたね。もう少し動きやすい身体で使えたら、まだ良くなる余地はあると感じましたね。
――以前から喉鳴りのまま走っていますが、レースへの影響はいかがですか？
木實谷：喉の状態は良くも悪くも変わりないですね。これで走れているので、結局は馬が苦しいか苦しくないかなのでしょう。
前走を使って肉体的にはそんなにダメージはなさそうなので、疲れを残さず、もう少し動きやすい身体で出走できれば、良い結果を出してくれるのではと期待しています。
――ローシャムパークは暮れの香港以来となりますが、この中間の状態はいかがでしょうか。
