毎週日曜日更新の当連載『フロントライン』は、現代競馬のキーマンとも言えるノーザンファーム天栄の場長・木實谷雄太氏に、競馬に関するさまざまなお話を伺うロングインタビューコラムです。聞き手:亀谷敬正。
▼今回の主なトークテーマ
・1月中山の注目新馬戦振り返り
・トロヴァトーレなど出走の東京新聞杯最新情報
・ゾロアストロなど出走のきさらぎ賞最新情報
1月中山の注目新馬戦振り返り
――今回は年明けの新馬戦振り返りからお願いします。5日(月)の中山芝1600m戦は1番人気のデイトナチャンプが勝利。2着とはハナ差でしたが、強い競馬でしたね。
木實谷:スタートも良かったですし、道中もスムーズに立ち回ることができて、良い内容だったと思います。年末に除外になって仕上がりも進んでいましたし、感触通りでした。上のクラスで走るにはまだちょっといろんな部分で上積みというか、成長が欲しいところではあります。
――10日(土)の中山ダ1800m戦では、6番人気のガーヴィが前残りの展開を後方から差し切りました。
木實谷:すごかったですね。砂を被って、ジョッキーが落ちそうになるくらいの体勢になりながら、しかも外を回って。よくあの位置から差し切りましたね。時計的なものはさておき、能力を発揮しきれないなかで勝てたので良かったと思います。
――2番人気のアースアクシスは3着、3番人気のギャニミードは5着でした。
木實谷:アースアクシスはちょっと脚元が不安定で、今回はしっかり乗り込めていなかったのですが、そのなかでは頑張ってくれたと思います。調教だけではなく、定期的に競馬を使いながら馬がしっかりしてくればと思います。
ギャニミードは調教から追っ付け通しの状態でして。レースでは最後まで大バテせずに頑張ってくれたので、調教から動くようになれば、チャンスが出てくると思います。
――中山芝2000m戦ではランザワールドが向正面から一気に押し上げる競馬で見事に勝利しました。
木實谷:調教の段階でジョッキーから、瞬発力というか、脚の回転が上がって欲しいという指摘を受けていたのですが、やはり出脚がつかなかったですね。乗り込み自体はしっかりできていましたので、今回はそのあたりの体力を活かせた感じですね。かなり長く脚も使えましたし、心肺機能は高いと思います。
トロヴァトーレなど出走の東京新聞杯最新情報
――ここからは今週末の出走馬について伺います。東京新聞杯にはウンブライルとトロヴァトーレが出走を予定しています。
