競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマはアイビスサマーダッシュ。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
大臣: 中京記念は前走OP特別組で推奨してた1頭・ベレヌスが逃げ切り。ただし、相手が「前走GI組を疑うべし」に該当したカテドラルが2着でした。カテドラルはちょこちょこGIに出走してる馬の割には、GIIIであまり人気にならない不思議な馬ですよね。
キムラ: カテドラルは乗り方の難しい馬なのですが、だからこそ先入観なく乗れるテン乗りだと走るみたいですね。今回も急遽水曜になってから鞍上に指名された団野騎手のテン乗りでした。
また、カテドラルは結果が出ても出なくても、陣営がずっと言っているのですが、硬さが出やすいので暖かくなると調子を上げる馬でした。ベレヌスも毎年夏に調子に上げる馬なので、この1・2着は夏という季節適性がキーになった様に思えます。
大臣: では、アイビスサマーダッシュの格言にいきましょう。
【格言】新潟千直はむしろ今こそ外枠の馬が買い
キムラ: アイビスサマーダッシュに限らず、新潟千直の全レースについて言えることですが、一にも二にも外枠有利(外追走有利)というのが何よりのポイントになります。
そんな話は今さら言われなくても、常識中の常識と思われるかも知れませんが、実際に「枠順が内の馬はオッズが上昇⇔外の馬はオッズが下降」して、一見するとオッズに相当織り込まれる様に見えますが、その上でもまだ外枠馬を買った的中率はもとより回収率も上がるのです。
▼新潟千直の枠順別成績(2010~2013)
▼新潟千直の枠順別成績(2014~2017)
▼新潟千直の枠順別成績(2018~2022)
大臣: これはちょっと驚きのデータですよね。新潟直線1000mで外枠が圧倒的有利というのは、もう知らない人がほとんどいないはずなのに。最近になって、より外枠の方が儲かるというのは不思議だなあ。