競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは北九州記念。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
大臣: 今年の小倉記念は、残念ながら芝2400m以上に実績のある馬たちが全滅してしまいました。結果的に稍重だった去年の1~3着馬は高速馬場に対応できなかった感じがしたけど。
キムラ: それもあったとは思いますが、去年の1~3着馬だけでなく、4、5着馬のダブルシャープ、ショウナンバルディまで二桁着順に沈みました。去年の小倉記念は輸送トラブルがあった馬も多く、極端にレースレベルが低かったという点をもう少し踏まえるべきでした。
大臣: ただ、真格言「小倉記念は長距離実績が物を言うレース」の該当馬をもう少し広げて、「芝2200mで勝ち鞍があるか、芝2200m以上の重賞で好走歴のある馬」とすれば、勝ったマリアエレーナと3着のジェラルディーナは拾える。
キムラ: そうですね。今年のように超高速馬場の時は「3000m超の重賞で実績のある馬を狙え」はちょっと言い過ぎだったかもしれません。そこは反省します。
ただ、小倉記念はマイラーよりも芝2000m以上の長めの距離で実績のある馬を狙うレースだというのは間違いないと思います。その上で、ここ3年の様に馬場や展開の一押しがあれば、一気に2400m以上の長距離に有利になり得るということだと思います。
大臣: 2着のヒンドゥタイムズはずっと2000mばかり使われてる馬だけど、これは小倉記念とハービンジャー産駒の相性の良さに尽きるでしょう。これで2着が4回目(2015、2016年のベルーフ、2017年のサンマルティン)。ただ、ヒンドゥタイムズは去勢初戦で大幅馬体減だったので買えなかった。しかし、またホー騎手にしてやられたなあ(笑)。
キムラ: ホー騎手は最初の週に振るわなかった印象があってか、またはステレオタイプの外国人騎手とは違って威圧感のない風貌もあってか、腕の割りに未だに人気にならないのがいいですよね。
大臣: 妙味がなくなる前にホー騎手で早く穴馬券を仕留めないと(笑)。それでは、北九州記念の真格言にいきましょう。