競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは有馬記念。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
※次回の更新は1/5(木)を予定しています。
大臣: ごめんなさい。真格言に逆らって、朝日杯FSはダノンタッチダウンが1着という予想をしてしまいました。
キムラ: 「WIN5・1点突破大作戦」の原稿を読みましたよ(笑)。人気馬3頭の決着でしたけど、結局、1、3着が前走東京芝1600mの勝ち馬でしたね。
大臣: 僕は、阪神芝の1200m、1400m、1600mは、常にまずロードカナロア産駒の単勝から考えるようにしていて、前日のタンザナイトSはそれで単勝を獲れた。朝日杯FSも、先週の阪神JFほどじゃないけどけっこうペースは速かったので、後方にいるダノンタッチダウンに展開が向いたかなと思ったのに、ドルチェモアはハイペースを好位から押し切り。強かった。
キムラ: ダノンタッチダウンの川田騎手も非常にうまく乗りましたけどね。6枠からすぐ内に入れて。先週のリバティアイランドのように外を回してたら2着には届いてなかったと思いますし、川田騎手としても、リバティアイランドほどの抜きん出た馬ではないという認識での騎乗だったと思います。
大臣: 朝日杯FSは思いっきり内有利の競馬だったよね。ラチ沿いを走ってきた馬たちがズラッと上位を占めた。逃げたオールパルフェが6着。その後ろにいたドルチェモアが1着。その後ろにいたバグラダスが5着。その後ろにいたキョウエイブリッサが4着。さらにその後ろにいたダノンタッチダウンが2着。ラチ沿いを走らず上位に来たのは3着のレイベリングだけ。
キムラ: 前日のタンザナイトSは、3枠-3枠-1枠で3連複が37万馬券でした。とにかく今年の阪神芝は馬場の内がなかなか悪くならなくて、内枠有利な競馬が続いてます。今週の阪神カップもそこは意識したほうがいいと思います。
大臣: 普段より枠順が重要だね。
キムラ: それから今年の2歳馬は牝馬が強い。だから牝馬の出走頭数が多かった京王杯2歳Sはレベルが高いと予想しました。結果を見ると、京王杯2歳Sの評価は間違ってましたが、牝馬のレベルが高いのは間違ってないと思うんですよ。朝日杯FSより阪神JFの方が勝ち時計が0.8秒速かった。馬場差やペース差を加味しても去年とは真逆で、阪神JFの勝ち馬や上位馬のほうが評価できます。2着のシンリョクカでも朝日杯FSのドルチェモアより時計は速いですし。実は、シンリョクカは阪神JFの抽選に漏れたら朝日杯FSに出走する予定でしたが、そうだった場合、シンリョクカが勝って格言が大的中していたかも知れません(笑)。
大臣: それでは、有馬記念の真格言にいきましょう。