競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは東京新聞杯。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
大臣: シルクロードSは、マイルGIで3着の実績があり、「新斤量ルールのもとで行われているハンデ重賞では、総じてハンデの重い馬の斤量が甘い」という具体例で取り上げたナムラクレア(ルールに則って計算すれば、昨年北九州記念時よりもハンデ0.5キロ減)がきっちり勝ち切った。以前、「中京芝1200mは内枠有利」という話もしてたし、2枠2番から順当勝ちかな。
キムラ: 去年のスプリンターズSの回顧(※)で、「芝1200m重賞はHペースだと純粋スプリンターが来て、Hペースじゃないとマイラーが来る」、「HペースだったスプリンターズSは純粋スプリンターのジャンダルムとウインマーベルで決まり、マイラーのナムラクレアは飛んだ」という話をしているんですが、今回はその逆ですよね。マイラーのナムラクレアが勝ち、純粋スプリンターのウインマーベルが飛びました。
(※)京都大賞典が行われる阪神芝2400mで狙うべき血統とは?/キムラヨウヘイ×大臣 ~競馬“真”格言~
大臣: もともと中京芝1200mはマイラー向きのコースな上に、シルクロードSの前半3F33秒8というのはかなり遅い流れだったよね。ということでナムラクレア向きのレースだったと。
キムラ: GI高松宮記念も同じコースで行われるので、当然またマイラー向きのレースになると思います。ですので、引き続きナムラクレアは有力、純粋スプリンターのウインマーベルは厳しいと思います。
大臣: 父のミッキーアイルは母父がダンチヒ系で○×血統だから、前哨戦で強い勝ち方をしたナムラクレアは本番ではかなり危ないと思うけどねえ。
キムラ: 去年のGIスプリンターズSは前走から中5週と間隔が詰まってました。今回は中7週ともう少し間隔が開くので、また内枠を引ければ好走の確率は高いと思います。
大臣: それより中京芝1200mで不利な8枠から58.5キロを背負って4着まで突っ込んで来たトウシンマカオが、次こそ外枠さえ引かなければ巻き返し必至だと思うけど。
キムラ: そうですね。トウシンマカオは1400m実績もある馬だし、枠順次第で次は着順を上げてくる可能性はあると思います。
大臣: それでは東京新聞杯の真格言です。