競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。今回のトークテーマはキーンランドC。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣: 北九州記念は、今年から3歳馬が斤量的に不利という真格言通り、2番人気のモズメイメイが10着。まず小倉芝1200mのフルゲートで大外枠に入ってしまったのが気の毒だった。それで1番人気にはならなかったと思うんだけど、案の定、ハナを切れず。
キムラ: 前走のスタートはデキ過ぎだったと思いますけど、今回はモズメイメイにしてはいいスタートではなかったですね、珍しく。
ちなみに、モズメイメイの葵Sのスタートに関して、ニュース記事等では武豊騎手の恐らくリップサービスを元にして、馬のスタートセンスがさすがという論調ばかりだったんですけど、『武豊TV!』では武豊騎手自身がお世辞抜きの真相を話していたんですよ。ゲートに突進しようとしたところでちょうどゲートが開いたんだと。今度は突進しない様にしなければならないので出遅れる可能性もあると、そこまで武豊騎手は言ってました。それぐらいスタートは紙一重の馬なんだと。その言葉を信じるなら、今後も常に好スタートを切れる馬ではない、ということになりそうなんです。
大臣: そうなんだ。モズメイメイはいまのところ逃げないとダメみたいだし、今後の取捨がかなり難しくなりそうだね。それからもう1頭の3歳馬ロンドンプランは、そんなに人気にならないと思って先週の話では触れなかったんだけど。
キムラ: 4番人気とは予想外に人気でしたね。
大臣: 小倉2歳Sの勝ち馬って、翌年の3歳時の北九州記念で連対したことがないんだよね。1年前に同じコースの重賞を勝ってる馬だから、その後、不振でもここでの復活を期待されてよく人気になるんだけど、ほぼ復活は期待できない。小倉2歳S後もずっと好走を続けていた去年のナムラクレアでも3着までだった。だから、今年から3歳馬の斤量が変わろうが変わるまいが、ロンドンプランは手を出すべき馬ではなかったんだよね。
それではキーンランドCの真格言にいきましょう。