競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。今回のトークテーマはマイルCS。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:とりあえずエリザベス女王杯はムーア騎手もマーカンド騎手も来なくて、真格言的には良かったね(笑)。実はマーカンド騎手のサリエラはちょっと買ってたんだけど。京都で小柄な馬を狙おうと思って。
キムラ:実は僕も本命にしてしまいました。やっぱり小柄なディープ牝馬の新潟→京都替わりはかなりのプラスだったのと、外枠を引けて騎手以外はすべて良い材料が揃っていたので。
大臣:結局、今年のエリザベス女王杯は内枠から内をロスなく回って来た馬が1〜3着。ジェラルディーナもサリエラも外々を回らされてノーチャンスだった。
キムラ:ムーア騎手もマーカンド騎手も先週はエリザベス女王杯以外でもあまり馬券になっていませんでしたよね。短期免許の外国人騎手にとって京都競馬場、特にツーターンのレースは難しいようで、実際に競馬場別の成績でも京都がいちばん悪い数字になっています。2人ともここで外々を回されたこと自体が偶然ではないのかもしれません。
大臣:しかし、俺はここでG1初挑戦で1番人気の馬をまったく買う気がなかったんだけど、ブレイディヴェーグはリバティアイランド、マスクトディーヴァに次いで3歳牝馬から大物誕生なのかね?
キムラ:今後が非常に楽しみな馬ですよね。近親にミッキークイーンがいて、血統も一本筋が通っていますし。
大臣:ブレイディヴェーグの母がミッキークイーンの全姉なんだよね。
キムラ:ノーザンファームの生産馬で、天栄で調整され、宮田厩舎所属。バックボーンは最高ですから。
大臣:ロードカナロア牝馬でいきなり2200mのG1を勝つなんて凄いよね。ロードカナロアは牡馬でも2200m以上をこなす馬は少ないのに。ひょっとするとアーモンドアイ級の馬になるかな?
キムラ:この馬はまだ体質がかなり弱いみたいですよね。
大臣:詰めて使えないもんね。
キムラ:あとこれまで二度、骨折してますしね。全然、順調に使えなくて、馬体もなかなか増えてこないんですけど、それでこの成績ですから。まだ底知れないですよね。
大臣:いかにも、「ルメール騎手に任せておけば安心」というタイプでもあるし。もうブレイディヴェーグを人気だからって嫌うのはやめることにしよう(笑)。ということでマイルCSの真格言です。