競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマはスプリングS。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:フィリーズレビューで推奨した阪神JFの先行組は、ダントツ人気のコラソンビートがなんとか2着したけど、カルチャーデイが7着、シカゴスティングが12着と奮わなかったね。
キムラ:ここまでの牝馬路線で一番レベルが高かったのは唯一のG1レースである阪神JFで間違いないと思うんですけど、ただ他のレースと比べて飛び抜けてたかというと、そうでもないって感じですかね。
大臣:フィリーズレビューを予想してて、レース直前に気づいて1つ気になったのが、カルチャーデイもシカゴスティングも小柄な牝馬だよね。シカゴスティングは今回+12キロで出てきて440キロだったけど、前走は420キロ台だった。カルチャーデイは今回6キロ減って410キロ。
過去10年を見ると、フィリーズレビューで馬券になってる馬の馬体重のボリュームゾーンは430~460キロ台。それでカルチャーデイもシカゴスティングも狙いを下げたんだけど。
キムラ:基本的には割引材料に違いないですが、今回は小さい馬が多かったので、そこは気にしなくてもいいかと思ったんですが。
大臣:実際、3着は410キロのセシリエプラージュだったんだけどね(笑)。
キムラ:実は去年の阪神JFも小さい馬が多かったんですよ。一般的に、馬格と能力というのは多少相関関係があって。3歳牝馬は大型馬が多い年はレベルが高くて、大きな馬が少ない年はレヘルが低い傾向にあります。
最近だと2020年、デアリングタクトの年は、3冠馬以外のレベルが低いと言われましたけど、この年は大きい馬が少なかったです。そういう意味でも今年の3歳牝馬も少しレベルが低いのかもしれません。
大臣:だから、混戦模様だってことね。それではスプリングSの真格言にいきましょう。