競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは日本ダービー。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
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当連載を加筆・再構成した単行本『競馬“真”格言』が、亀谷競馬サロンシリーズの第3弾として絶賛発売中です。こちらも併せてお楽しみください。
大臣:オークスは500キロ超のクイーンズウォークが馬券にならなかったので、真格言は当たりだったと思うけど、僕が480キロ以上も割り引きと余計なことまで言ってしまい。勝ったのは482キロのチェルヴィニアだったので、これは申し訳なかった。
キムラ:チェルヴィニアは調教後馬体重が494キロだったので、結果的には当日に絞り込まれた馬体で出てこられたのが流石だったというか、大きかったと思います。クイーンズウォークは3着と僅差の4着。これで真格言が当たりとは言えないですね。そもそもここまで好走するとも思ってませんでしたから。
5番人気で意外と人気がなかったのは、当週にメディア上で1つも川田騎手のコメントが出ていなかったなど、状態がそれほど良くなかったからだと思うんですけど、それでもこれだけ走るとは。
先週も言ったように、510キロとか520キロの超大型馬で2~3歳の重賞で連対した牝馬は、その後の重賞で一度も好走できなかった馬ばかりなので、クイーンズウォークがこれからどういうレースをしていくのか注目していきたいです。
大臣:それとこの結果を見ると、今年は桜花賞組のレベルが高く、それ以外の前哨戦はレベルが低かったんだろうね。
キムラ:オークスは去年も桜花賞組が1~5着独占でした。牡馬クラシックに関しては、「皐月賞の5着までにダービーの優先出走権が与えられるようになり、ダービーのトライアルのレベルが低下した」という話をしてきましたが、牝馬クラシックも同じような現象が出てきたのかもしれないですね。
大臣:それと桜花賞組でも、2桁着順だった馬が3年連続オークスで巻き返してるんだよね(ナミュール、ドゥーラ、チェルヴィニア)。これが新たなトレンドなのかどうか。
キムラ:チェルヴィニアは一昨年のナミュールと似てますよね。ハービンジャー産駒で、桜花賞は大外枠でチグハグな競馬で凡走。かつての桜花賞は外枠有利でしたが、真格言でも取り上げている通り、令和の桜花賞は内枠有利なので。
大臣:そうか。「桜花賞で大敗したハービンジャー産駒はオークスで巻き返し可」なんだね。去年のドゥーラも加えて考えるなら、「桜花賞を外枠で大敗した馬はオークスで巻き返し可」とも言えそうだけど。
それではダービーの真格言にいきましょう。