競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは函館2歳S。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:プロキオンSはヤマニンウルス、スレイマンの人気2頭がワンツーでした。
キムラ:Hペースを先行して上位に残ったのはこの2頭だけ。2頭の力が抜けてましたね。そして3着以下にズラッと差し・追い込み馬が並ぶ結果になりました。
大臣:前回、小倉ダ1700上級条件は「(1)ほとんどがフルゲートでほぼスローペースにならない。(2)良馬場ならHペースでも人気の逃げ・先行馬はきちんと来る。穴は展開に恵まれた差し・追い込み馬」と言ったけど、まさにそういう結果だったね。
僕はヤマニンウルスとスレイマンの2頭軸で3連複を買ってたけど、12番人気3着のマリオロードには手が出なかったよ。
キムラ:マリオロードの好走はまずは1枠からロスなく回って来た松山騎手の騎乗が巧かったですね。この馬はいつも道中、外を回る形でモタれて伸び切れない競馬が続いていただけに、内に行った選択が劇的に嵌まった可能性もありそうです。
全て道中二桁通過順位から追い込んできた3、4、5着は同タイム。この3頭は直線で通った内外の差だけだったと思います。
それと普通、ダ1700mは他場のダ1400mで好走してた馬がよく来ますが、小倉ダ1700mのプロキオンSは、長い距離に実績のある馬がよく好走するんですよ。今年5着だったゲンパチルシファーは、小倉ダ1700mで行われた2022年のプロキオンSを勝ってますけど、この直前にはダ1900mやダ2100mで好走を続けてた馬。2、3着もダ1900m以上に好走歴のある馬で、1~3着はみなダ1900以上からの距離短縮でした。
大臣:小倉ダ1700mで行われた2021年の勝ち馬メイショウカズサも、今年の勝ち馬ヤマニンウルスもダ1900m以上での勝ち鞍があるね。
キムラ:そして今年の3~5着馬もみなダ1900m以上で馬券になったことがある馬たちでした。人気を裏切ったデシエルトとブラックアーメットは距離1700m以下に実績がある馬でした。
大臣:なるほど。おそらく来年のプロキオンSは阪神ダ1400mに戻るので、しばらく小倉ダ1700で重賞が行われることはなさそうだけど、このことは覚えておこう。次がいつか分からないのでさすがに忘れちゃうか(笑)。それでは函館2歳Sの真格言です。