競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは札幌記念。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:先週は最近の中京芝2000mの騎手の意識について話してもらったけど、中京開幕週は芝2000mが6レースあって、なんとその内の土曜11R、日曜7R、そして小倉記念でHペースの大逃げ馬が出て。日曜3Rの3歳未勝利戦も大逃げではなかったけど勝ち馬はHペースで行って逃げ切ってた。
キムラ:ほんの少し前までは、中京芝2000mの重賞レースでもテン3Fが35.0秒以下のレースはたった2%程しかなかったのに。開幕週は重賞以外も含めた全6レース中4レースでテン3F35秒台以下で、さらに2レースは35.0秒以下でした。
大臣:それぐらい今の芝中京2000mで騎手たちの意識が前々にいってるのかと、ホントにビックリしたよ。
キムラ:ちなみに小倉記念は大逃げを打ったテーオーシリウスだけが暴走したわけではなくて、2番手から行ったコスタボニータのテン3Fでも35秒2なので。この馬が逃げてたとしても、このコースとしては十分速いペースになってましたよね。
大臣:そして、ペースが速くなることを見込んで推奨していたリフレーミングが1着。僕も先週の「WIN5・1点突破大作戦」の小倉記念はキムラ君に乗ってリフレーミングを本命にしたけど、まあ安心して見ていられたね。
キムラ:レース後に川田騎手が『鮫島先生にとってもこの馬で重賞を勝てたのは素晴らしいことだと思います』とコメントしてましたけど、先週も話したように鮫島厩舎で川田騎手は勝負がかりというのがはっきり出たんじゃないですかね。
大臣:他の騎手で勝ち切れない鮫島厩舎の馬を川田騎手はきちんと勝たせる。もちろん勝てる態勢が整ったここぞという時にこそ、鮫島厩舎も川田騎手に依頼するんだろうけど。
キムラ:そうですね。鮫島厩舎は川田騎手を多用はしてないですから。
大臣:「鮫島厩舎の川田騎手は頭から狙える」と、これは覚えておこう。
キムラ:鮫島調教師は来年定年なので、狙える期間はあと少しだけなんですけど(笑)。
大臣:そうなのか、それは残念。それでは札幌記念の真格言にいきましょう。