競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは秋華賞。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:毎日王冠はシックスペンス→エルトンバローズの馬単いただきと思ったけど、逃げたホウオウビスケッツがなかなか渋太くて、番手のエルトンバローズが交わせず。
ただ、真格言で推奨した3歳馬のシックスペンスが1着。調教から今回は走ると言ってたエルトンバローズが3着。キムラ君が言ってたことは概ね当たってたよね。
キムラ:セントライト記念、神戸新聞杯を見ても、ダービー組の3歳牡馬のレベルが高いことはわかってましたが、古馬相手でも通用したということですね。
大臣:そもそも、毎日王冠自体がこれで3歳馬が出走してる年は5連勝。最近は毎日王冠に出走する古馬のレベルが下がってるので、毎日王冠ははっきりと3歳馬有利なレースだと言って良いよね。
キムラ:更に言うと、毎日王冠の3歳勝ち馬は2020年がダノンキングリー、2021年がサリオス、2022年がシュネルマイスター。このあたりまではGIで実績ある馬だったんですけど、今年はG1で実績のないシックスペンスで足りたのは、3歳馬のレベルの高さとともに、そもそも古馬がそうなっているというのもあるでしょうね。
大臣:毎日王冠と言えば、俺が競馬を始めた頃は、秋初戦でいきなりオグリキャップとイナリワンが激突してるような、GIIの中でも格の高いレースだったのになあ(笑)。いまは“秋のエプソムC”って感じのレースになってしまったね。
それから、最近の春秋の東京芝は差し有利な馬場になるので、毎日王冠も差し有利という見解はハズれたけど、これはあまりにスローだったから前残りもやむなしかな。
キムラ:どういう位置取りの馬が結果的に好走するのかは、ペースと馬場と各馬の能力で決まるんですけど、ペースがここまで振り切れてしまうと、こういう結果になってしまいますよね。あくまでも馬場は差し有利という理屈自体は改める必要はないでしょう。
大臣:東京芝が開幕週から差しの利く馬場だったのは間違いなかったよね。ルメール騎手が乗ってる決め手のある馬がガンガン勝ち切っちゃう馬場だったよね。
それでは秋華賞の真格言にいきましょう。