競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは京成杯。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:フェアリーSは馬体が大きいからと推奨したティラトーレとマイスターヴェルクが2着と4着。「馬体は小さいけど買えないか?」と僕が質問したレイユールとホウオウガイアが人気で9着、10着。
特にホウオウガイアはキムラ君が言ってた「フェアリーSの潮目が変わった」ことを分かってなかった人たちが人気にしたとしか思えなかったけど。
キムラ:そうですね。1800m以上で実績のある馬は「3年前だったら本命候補だった」と言いましたけど、これでフェアリーSは3年連続で前半3Fが34秒台だったんですよ。
大臣:今年は前半3Fが34秒1、過去10年で最速だったね。
キムラ:2023年からテンが速くなり、中距離実績馬が好走できなくなった。これがフェアリーSの潮目の変化です。
大臣:それから「ホウオウガイアが2着だった去年の百日草特別はレベルが低かった」、「ティラトーレが4着だったひいらぎ賞はレベルが高かった」というキムラ君の評価も的確だったね。
あと、レイユールは小さい馬でも軽視しない方がいいかもという話だったけど、さすがに416キロの馬が1番人気はないなと思って買わなかったよ。
キムラ:それも嶋田騎手の1番人気ですからね。嶋田騎手は手塚厩舎の馬を任されることが多くて、重賞にもちょこちょこ良い馬に乗りますけど、その度に浪花節的な記事が出るんですよね。それも必要以上に人気を煽ってしまった印象です。
大臣:一方で、これは僕も引っかかったんだけど、フェアリーSは新馬戦を勝ったばかりの人気馬が危ない(過去10年で連対馬が1頭もいなかった)ということで、エリカエクスプレスを軽視してしまった。この馬は関西馬でもあり、この時期の3歳牝馬は輸送の負担も大きいからね。
ところがHペースを好位で追いかけての楽勝だった。ちなみにこの馬は杉山厩舎だけど。1週前の追い切りの時計は良かったの?
キムラ:そうですね。1月3日の追い切り50秒台の時計が出てました。1週前に50秒台の時計を出してる杉山厩舎の馬は昨秋以降の重賞でほぼほぼ好走しています。
大臣:そうか。先週、エリカエクスプレスの調教についても質問しておくべきだったなあ。失敗した(笑)。それでは京成杯の真格言にいきましょう。