競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは昇竜S。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:今年の弥生賞は稍重発表だったけど、かなり重たそうな馬場で、例年とは問われる適性もちょっと違ったのかなという印象。特に1着ファウストラーゼンや3着アロヒアリイにとっては、パワーやスタミナが活きる競馬だったのかなと思ったけど。
キムラ:本命がミュージアムマイルだったので、真格言としてはせめて3着に来て欲しかったんですけど。まず、勝ったファウストラーゼンの7番人気は過小評価され過ぎだと思いました。
大臣:キムラ君もホープフルS・3着はフロック視しない方がいいと言ってたけど、僕もホープフルSを改めて見直して、力がないとあの競馬で3着には粘れないと思ったので、7番人気のファウストラーゼンは喜んで買ったよ。やっぱり17番人気でマクッて3着というのが、いかにもフロックに見えたのかな。
キムラ:でも、マクッて強い競馬をした馬にフロックってあまりないと思いますよ。そんなに展開に恵まれる戦法じゃないですからね。
大臣:それと軽視した2着馬のヴィンセンシオは、葉牡丹賞はレコード決着のスピード競馬で勝ち、今回はスタミナやパワーを問われる競馬でも好走。この馬はかなり能力が高そうだし、葉牡丹賞の上位馬に関しては、そんなにレベルが低くないんじゃないの? 3着馬は共同通信杯で3着だし。2、4着馬は次走、京成杯で凡走したけど。自己条件に戻れば巻き返しておかしくない馬だと思うし。
キムラ:確かにそうかもしれないですね。
大臣:1番人気で4着だったミュージアムマイルは、良馬場なら結果も違ったんじゃないかと思ったけど。
キムラ:いや、馬場より騎手じゃないですか。ちょっとあの乗り方、仕掛けはどうかと思いましたけど。というのも、幸騎手は東京・中山での成績があまりにひどいんですよね。関東ではあまり乗らない騎手ですけど、重賞で乗る場合は結果を出してるお手馬の場合が多いので、結構人気馬も多いんですけど。ここ7年間でも1~4番人気までの上位人気馬に34頭騎乗して1頭しか勝てていません。
ミュージアムマイルはこのまま幸騎手で皐月賞、ダービーとなるとかなり不安です。
大臣:ミュージアムマイルはノーザンファーム生産馬だし、皐月賞とダービーは短期免許の外国人騎手が乗るんじゃないの? それで良馬場なら、あっさり巻き返してもまったくおかしくない馬だと思うけど。幸騎手に関しては、関東の重賞で人気になってても買ってはいけないってことだね。
それでは昇竜Sの真格言にいきましょう。