競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは日本ダービー。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:今年のオークス1~3着は、桜花賞組「1頭」、桜花賞組以外「2頭」という結果になりました。
キムラ:桜花賞組が不振だったことについては、昨秋から現3歳世代について『牡高・牝低』の世代傾向が見受けられるという点を何度か取り上げてきました。その最たるが昨年の阪神JFで、前走牝馬限定戦組7頭(海外馬除く)を含めて、前走で牝馬相手のレースを経てきた馬は全滅という結果でした。
今春の桜花賞でも前走阪神JF組はアルマヴェローチェ以外全滅という結果でした。そこでこの流れは打ち止めかと見ていましたが…、蓋を開けてみればオークスでも前走桜花賞組はアルマヴェローチェ以外全滅(全て人気未満の着順)という結果になりました。
大臣:要するに、今年の3歳牝馬はレベルが低く、信用できたのはアルマヴェローチェだけ。だから、阪神JF、桜花賞、オークスで3着以内に来た馬は、アルマヴェローチェ以外みな違う馬になったということね。
キムラ:そうですね。2歳時点ほど顕著ではなくとも、全体のレベルが未だに高くないという今年特有の事情が、オークスでの桜花賞組の不振結果を含めて、モロい既存勢力に対して新興勢力や温存勢力が一気に突き上げる結果が目立っているという解釈をすべきです。なので秋華賞も同じパターンには警戒したいですね。
大臣:こういう年は夏に新興勢力が出てくる可能性が高そうだね。それでは日本ダービーの真格言にいきましょう。