競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは宝塚記念。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:安田記念の真格言はほぼばっちりだったと思うんだけど。2着のガイアフォースはフェブラリーS好走に加えて、2年連続で安田記念4着。マイルG1の準実績馬としてこの馬に注目しておくべきだったね。
キムラ:そうですね。マイルG1で複数回馬券になってたのがジャンタルマンタルとソウルラッシュ。この2頭に次ぎ3番目にマイルG1実績のある馬がガイアフォースといっても良かったかもしれません。
大臣:更に言うと、ガイアフォースはジャンタルマンタルと一緒で、前走香港凡走馬でもあった。
キムラ:3、4着は前走がドバイですから、上位4頭はみな前走海外のG1組でした。安田記念の真格言の根拠は、G1の厳しい流れの経験の有無が重要という意味とともに、トップホースは前哨戦をスキップもしくは出走するとしても叩き台として割り切った走りをすることが多くなってるので、前哨戦の価値が下がってるということでもあるんですね。今年も前哨戦を使ってた組は全滅したということです。
大臣:ソウルラッシュは東京では勝ち切れないと思い、ジャンタルマンタル→ソウルラッシュの馬単で勝負したんだけど、ジャンタルマンタルの馬連の相手としてガイアフォースを拾えなかったのは痛恨。
キムラ:いま話したように、ガイアフォースは真格言的にも買える馬ではあるんですが、この馬もヒモに拾うためにはだいぶ手を広げなければいけない。なので先週のコラム内で買い目は「ジャンタルマンタルの単勝、ジャンタルマンタル-ソウルラッシュの馬連ワイド」と推奨しましたが、単勝とワイドが的中で悪くない馬券だったと思いますよ。
もちろんガイアフォースを拾えた方が回収率は高くなるでしょうが、それが労力に見合うのかどうかです。私は労を惜しまずにやれと言われるかも知れませんが。
大臣:なるほど。俺はこのオッズだとこのワイドと単勝は買えないなあ(笑)。ただ、真格言から少し怪しそうなサクラトゥジュールとかウォーターリヒトとかジュンブロッサムあたりに手を広げずに点数を絞れたのは良かった。あとキムラ君の話からシックスペンスも買わずに済んだ。
キムラ:ジャンタルマンタルやガイアフォースのように近走不振でもマイルG1実績馬が来るレースだということですね。
大臣:マイルG1以外の実績なんて考慮しなくていい、というのがよくわかったレースだったよ。
キムラ:もう1つ付け加えて言うなら、安田記念の3、4、5着馬は去年のマイルCSの1、3、4着馬だったんですよね。この上にマイルCS不出走だった2頭がきましたが。この結果から新装後の京都芝1600と東京芝1600は直結してることがわかると思います。
大臣:ああ、そうだね。それでは宝塚記念の真格言にいきましょう。