競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは日曜新潟10Rの朱鷺S。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:札幌記念はかなり荒れたね。推奨した海外遠征経験のある馬も馬券にならず。この結果をどう見てる?
キムラ:馬場状態が大きく影響した結果だと思います。最も道悪の適性の低いシュヴァリエローズとショウナンアデイブが14着と16着だったり、道悪の宝塚記念で14着と凡走したアーバンシックの近親かつ同生産者のステレンボッシュが15着とまったく走れなかったのも道悪適性がなかったからだと思いますし。逆に人気薄で好走したトップナイフとアラタは道悪巧者ですからね。
大臣:僕はまず海外遠征経験のある馬の1頭であるリビアングラスが最内枠に入ったのがガックリで。この馬は外枠巧者でしょ。そしてこれは当日にわかったことだけど、馬体が増えた時に走る馬なのに今回は馬体減だった。
実は今年の札幌記念で馬券を買いたいと思ってた馬はリビアングラスだけだったので。「WIN5・1点突破大作戦」の札幌記念の予想はどの馬を本命にしていいかなかなか決められず本当に迷った。結局、最後は岩田康騎手にすがってしまったんだけど(笑)。
だからもちろんトップナイフは買ってないけど、勝たれた時はすぐ納得したというか。「ああ、これは2年前のレースと同じパターンだな」と。道悪で内をロスなく回って来て。
トップナイフの成績を改めて見ると、2年前の札幌記念以降、高速馬場で走ってることが多いんだよね。久々に3着と好走した3走前のアンドロメダSは、秋の京都芝の良馬場としては時計のかかる馬場だった。だから、時計のかかる馬場だったら今後もまだ穴を出すよね。
キムラ:デクラレーションオブウォー産駒は重賞で馬券になってる内の約半分が道悪という種牡馬ですからね。あと、昆厩舎は基本的に叩き良化型で、『競馬予想TV』では「トップナイフは今年は函館記念を狙ってきてる」との話も出ていましたが、やはり叩き2戦目の札幌記念狙いでしたね。
それともう1つ細かいことなんですけど、横山典騎手は横山和騎手からの乗り替わりはよく来るんです。横山武騎手からの乗り替わりはほとんど来ないのに。
大臣:へえ、そうなんだ。
キムラ:横山典騎手は基本的に継続騎乗でよく来る騎手で、乗り替わりの成績は良くないですが、横山和騎手からの乗り替わりだけはメチャクチャ来ます(その逆も然り)。同じエージェントということもありますが、この2人はかなり意思疎通がされているという印象です。
大臣:それはいいことを聞いた。それでは朱鷺Sの真格言にいきましょう。