競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマはエリザベス女王杯。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:アルゼンチン共和国杯の真格言は「関東のベテラン騎手が乗る差し馬」を狙えだったけど、勝ったのはなんと関西の若手・松本騎手。ミステリーウェイの大逃げだった。
キムラ:春と秋の東京芝重賞の狙い目は差し馬という話をずっとしてきましたけど、2020年秋以降、東京芝の古馬中距離重賞を逃げ切ったのは、2023年府中牝馬Sのディヴィーナだけでした。今回のミステリーウェイとディヴィーナの共通点は大逃げですね。その2023年の府中牝馬Sも別に前残りの競馬ではなかったです。
大臣:2~5着はみな差し馬が来てるね。
キムラ:今回も同じですね。逃げ馬というのは他の馬たちと関係ないところで来ます。展開的に有利だから来るのではなくて、ハマるかハマらないかなので。これはしょうがないですね。
大臣:それでもゴール前100mぐらいの地点で勝てそうな馬が5~6頭はいた大接戦だったよね。ミステリーウェイは完全に止まったと思って、他の馬たちの方を見てたら「あれ!? 止まってないよ」みたいな。
キムラ:ミステリーウェイはいつもそういう渋太い末脚を使う馬ですけどね。2~5着は差し馬でしたけど、3~5着馬は道中で位置取りを落としてるんですよ。
大臣:ああ、ホントだ。
キムラ:つまり中団に控えて、なおかつ道中かなり我慢の騎乗をした馬が3~5着に来たってことですね。今年は関東のベテランにそれができる騎手がいませんでした。そこを読み切れませんでしたね。推奨した戸崎騎手のホーエリートは実質、逃げてるのに近いような競馬をしてましたし。
それと真格言のもう1つは「距離不足馬」を狙えでしたけど、今年の1、2着は前走・札幌芝2600mからの距離短縮組でした。
大臣:去年、10番人気1着と大穴を出したハヤヤッコも前走・札幌芝2600m組だったね。
キムラ:2022年にも前走・札幌芝2600m組だったハーツイストワールが5番人気で好走しています。
大臣:そうか。最近のアルゼンチン共和国杯は、前走で札幌芝2600mのOP特別・札幌日経賞と丹頂Sを走ってた組が要注意なんだね。それではエリザベス女王杯の真格言にいきましょう。
