競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「京都芝コース」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
3日間開催が終わり、1回開催は早くも折り返し地点。今週は週末に日経新春杯が行われる京都芝コースについてお伝えしましょう。
まず、この1回開催がどんな作業を行って開幕を迎えているか?からご紹介しますね。
昨年11月30日に4回京都開催が終了。その後、開催で傷んだ箇所の蹄跡補修、イタリアンライグラスの追加播種を行った後、約2週間シート養生を実施。シート撤去後は肥料、薬剤散布を行い、洋芝の生育が促されています。
なお、冬季で芝が傷みやすい時期であることから、2024年同様、1回京都開催前はエアレーション作業が行われていません。
1回京都開幕前に馬場担当者に取材したところ、「1回開催で使用するAコース部分は昨年10月に4週間使った後は休ませたので、ある程度良い状態になっていますが、張替直後のような状態ではないので、1週使うと傷みが出てくると思われます」と話していました。
3日間開催だった先週の京都芝レースは12鞍あり、逃げ5勝、先行3勝、中団3勝、後方1勝。Aコース2週目で内目を通る先行系がやや優勢。シンザン記念を勝った2枠のサンダーストラックは内目から伸びましたし、差して勝った馬の多くは3分くらいを伸びており、外伸びにはなっていませんでした。
また、開幕週はそれほど速い時計は出ていなかったのですが、先週は高速化。シンザン記念の勝ち時計1分33秒4はレースレコード。京都競馬場では1月11日(日曜)に小雪がちらつくことがあったものの、結局12月27日(土曜)から雨量が計測されていません。
先週3日間開催の芝コースにおける平均含水率は8.63%で、開幕週の8.95%より低くなり、乾燥が進みました。また、シンザン記念当日のクッション値は11.0と高くなっていました。
開幕週の外回りのレースでは3~5分くらいを伸びた中団馬も勝っていたので、2週目は外が伸びるようになるかなと思ったのですが、先週は馬場がより締まったことで時計が速くなり、内目が伸びる状態になったと思われます。
では、今週はどんな傾向になりそうでしょうか。
