競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは中山芝コースついて。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
先週から始まった2回中山開催。芝のレースは10鞍あり、逃げ1勝、先行7勝、中団1勝、後方1勝。1着10頭中8頭は4コーナーで4番手以内。開幕週だったことに加えて、この開催で使用されるAコースは1回中山では使用されていなかったこともあり、例年通り全体的には内目を通る先行系が活躍し、差すにしても内目からでした。
そして、オーシャンステークスの勝ち時計1分7秒0はレースレコード。日曜に行われたアクアマリンSの決着時計1分6秒9はコースレコードに0.2差の好タイム。中山競馬場では週の中間に54.5ミリの雨が降って、土曜の芝コース含水率は高めだった割には速い時計が出ていましたね。
「中山芝コースは秋に速い時計が出て、高速馬場になる」と思っている方が多いかもしれませんが、最近の中山芝コースはこの2回開催でも速い時計が出ます。
昨年のオーシャンSの勝ち時計1分7秒1は当時のレースレコードタイ。そして去年の中山記念の決着タイム1分44秒8はコースレコードでした。昨年は2月3日以降、雨量を計測していない状況で2回開幕を迎えていたこと、そして2024年秋の中山開催から2025年の1回開催1週目まで、中山芝コースはすべて良馬場で施行され、非常に状態が良かったため、好時計が出る状態になっていました。
一方、今年は前述した通り、週の中間にまとまった雨量があったものの、今年の1回中山開催はすべて良で施行できていました。昨年の5回開催の2週目と3週目に道悪で施行したタイミングがあったため昨年ほどではないですが、それでも今年は良好な状態で開幕し、好時計が出る状況になっています。
ということで、極端に雨の影響を受けなければ、来年以降も基本的に2回開催の中山芝コースは速い時計が出ると考えて良いでしょう。
改めて、この2回中山開催がどんな作業をして開幕したのかをお伝えしましょう。
