競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは今週末から開幕する中京競馬場について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
今週末から中京開催が始まりますね。この開催は最終週に高松宮記念が行われるので、芝コースの状態が気になるところです。
昨年の5回中京開催が終わった12月21日以降、芝コースではどんな作業が行われたのでしょうか。馬場担当者に聞きました。
「傷んだ箇所の蹄跡補修、洋芝の追加播種を行い、約4週間、保温効果があるシートで養生しました。3~4コーナーにかけて、先開催の傷みが少し残っていますが、全体的には良好な状態です。1月にも開催があった昨年よりは良い状態だと思います」
馬場担当者が話している通り、今年は1月の開催がないことが大きいと個人的には思っています。昨年の3月開催の前は、傷みが大きかったゴール前から1コーナーにかけて約560㎡の芝張替が実施されましたが、今年張替作業が行われなかったのは、1月の開催がなかったこともあって、状態が維持できているからだと思います。なお例年通り、この開催前にはエアレーション作業は実施されていません。
では、芝コースの傾向はどうなりそうでしょうか。当コラムでも何度か書いている通り、中京芝コースでは2023年から鳥取産野芝を使用しています。鳥取産野芝はエクイターフと並び、傷みにくい芝として定評がある野芝。中京ではこの芝を導入後、開催を通して内目が伸びる状態が続くようになっています。
中京芝コースにおいて、鳥取産野芝は昨年の春開催までは直線部のみでの使用でしたが…、
