競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「Aコース7週目となる阪神芝コース」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
阪神競馬場では今週末、大阪杯が行われますね。今年は例年以上に盛り上がりを見せそうなメンバーとなりましたよね。今回はその舞台である阪神芝コースについてお伝えします。
先週の阪神芝のレースは10鞍あり、逃げ2勝、先行3勝、中団4勝、後方1勝。先行系も残っていたものの、Aコース6週目で、5週目より差し系が台頭。直線の4分や6分を伸びる差し馬も来ていました。
また、御堂筋Sの2分23秒2はコースレコード。毎日杯も好タイムでしたし、相変わらず速い時計が出る状態となっていました。
そして阪神芝コースは今週、Aコース7週目に突入します。昨年や例年は1回阪神開催4週間と2回1週目にかけてAコースを5週連続で使用。残り3週がBコースでした。それが今年は1回開催5週間と2回2週目までAコースを7週間連続で使用。残り2週がBコース使用となります。
つまり、ここ数年Bコース替わり週に行われていた大阪杯ですが、今年はAコース7週目の施行。桜花賞ウィークがBコース替わりとなります。
なぜ、今年はこのようなコース運用になったのかを阪神の馬場担当者に聞いたところ、「近年は馬場を良い状態で維持できるようになり、Aコースを長めに使用できるようになったためです」とのことでした。
また、Aコース7週目の状態の見通しについては、「天候次第のところがありますが、大きな傷みには至らず維持できる見込みです」と話していました。
週末の天気予報は今のところ土日とも雨マークがあり、特に土曜日の降水確率が高いので、道悪になってしまう可能性が高いです。鳥取産野芝の割合が増えた阪神芝コースは道悪になっても、あまり外伸びにはなりませんが、差し系が台頭する傾向が出ることがあるので、注意が必要です。
阪神芝コースのAコースが今週7週目となり、驚く方もいると思いますが、Aコースの長期使用は今になって始まったわけではありません。
阪神Aコース長期連続使用は、京都の代替開催を阪神で行った2021年と2022年の春と暮れの開催でもありました。春開催においては2021年と2022年ともに、1回開催6週間と2回開催2週間、計8週間すべてでAコースが使用されました。ということで、2021年と2022年の大阪杯はAコース8週目で施行されています。
この2年の大阪杯がどんな決着だったかと言うと……、
