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競馬キャスター大澤幹朗のココだけのハナシ
2021/11/18 (木)

今さら聞けない“マイル”の話/大澤幹朗の競馬中継ココだけのハナシ

今週末は第38回マイルチャンピオンシップが阪神競馬場で行われます。

このレースが出来たのは1984(昭和59)年は、秋の天皇賞の距離が2000mになったり(それまでは春同様3200m)、JRA独自のグレード制が導入されたJRA番組大改革の年で、新設されたマイルチャンピオンシップは、日本競馬の国際化に伴う短・中距離路線の整備・充実を象徴したレースでした。

この「マイル」という距離。メートル法を採用している日本で「1マイルは1600m」と即答出来るのは、大抵、競馬ファンなのではないかと思うのですが、いかがでしょう。

競馬発祥の地・イギリスが、従来から1マイルを基準とし、「ヤード」や「ハロン」も用いて距離を表記していたことから、日本においても競馬では、「マイル」や「ハロン」が日常的に使われています。「ヤード」は、ゴルフやアメリカンフットボールが好きな方なら身近な単位でしょう。一方「マイル」は、航空会社のマイレージポイントで定着しているほか、メジャーリーグ中継の球速表示にも登場しますね。「大谷翔平選手が球速100マイルを計測した」と聞いて、競馬ファンなら比較的すぐに「100マイル=160キロ」と換算できます。

ただ、日本の競馬で「マイル」と称しているレースの距離は「1600m」ですが、1マイルを正確にメートル換算すると1609.344mなので、結構な誤差があります。同様に1ハロンは1/8マイルなので、1ハロンは実際には201.168mですが、日本では200mに換算しています。しかも、「ハロン棒」と言っておきながら、書かれている数字はゴールまでのハロンでなく、残り何百メートルかを表しています。

それにしても、なぜ約1600mの距離が「マイル」という単位になったのか。由来はラテン語の「mille(=1000)」で、古代ローマ時代の人間の歩幅の2歩分「パッスス=passus」という 単位の1000倍がマイルと定義されたそうです。その他、1ヤードは「手を広げたときの指先から顔の鼻先まで」。1ハロンは「馬に適度に休息を取らせながらも効率よく耕起作業が出来る畑のサイズ」。1フィートは「足のつま先から、かかとまでの足の長さ」。1メートルは「地球の北極から赤道までの子午線の距離の1千万分の1」なんだそうです。

・・・と、距離の単位が世界で統一されていない不便さは否めませんが、そもそも競馬は、決まった距離を走破する時計で争うものではなく到達順位を競うものなので、多少の曖昧さがあるのは当然のこと。そのことより、競馬発祥の地・イギリスが1マイルを基準として距離を表記していているからこそ、2マイル(=3200m)、1マイル1/2(=2400m)、1マイル1/4(=2000m)、1マイル(=1600m)、3/4マイル(=1200m)と、競馬における「根幹距離」は全て「マイル」で表せるのだということは認識しておきたいところです。

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大澤幹朗 近影

大澤幹朗

1973年9月22日生まれ。千葉県出身。IBC岩手放送アナウンサー時代に岩手競馬のレース実況に携わり、メイセイオペラら名馬と出会う。2003年にフリー転身後、2006年よりグリーンチャンネル中央競馬中継キャスターに。2013年からは凱旋門賞など海外中継も担当。そのほか、WOWOWヨーロッパサッカー実況アナウンサーとしても活動中。

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