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競馬キャスター大澤幹朗のココだけのハナシ
2023/11/09 (木)

“悔しい”という進歩/大澤幹朗の競馬中継ココだけのハナシ

5日未明から朝にかけての「ブリーダーズカップ中継」をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。特に「午前3時半から9時まで全部見たよ!」というそこのあなた! 深く感謝申し上げます。何も差し上げられませんが(笑)。5時間半の中継は、終わってみれば「長いようで長かった」です(笑)。

中継時間の長さも異例でしたが、放送開始の時間帯も異例でした。午前3時半の放送開始で、台本には「おはようございます」と書かれていたのですが、「おはよう」には早く、「こんばんは」には遅く感じる何とも微妙な時間。冒頭の挨拶から困ってしまいました(笑)。

「困ったときはNHK」(笑)ということで、放送上の基準として参考にさせていただくことが多い公共放送のNHKでは、午前3時までが「こんばんは」、午前4時からは「おはようございます」と言っているそうです。「じゃ、午前3時半は?」とツッコミたくなりますが、その時間帯、NHKは「放送休止時間」なんですって!

というわけで、実際の本番では、「こんばんはと言うべきか、おはようと言うべきか微妙な時間ですが、ご覧いただきありがとうございます。」とご挨拶させていただいたわけです。

それにしても、過去最多8頭が参戦した日本調教馬たちは、2年前のように「優勝」という2文字を掴むことはできませんでしたが、たとえ、芝のレースで欧州最高峰のメンバーを相手にしても、ダート競馬の本場アメリカで地元勢を相手にしても、いつでも頂点に立つ位置にいることを実感させてくれました。

国内では連続して「9着」という成績だったウインマリリンは、C・デムーロ騎手の巧みなエスコートで4着。レース後のインタビューに答えた手塚調教師の表情からは、次につながる手応えを得たように感じました。

BCターフは、英愛ダービー馬のオーギュストロダンがR・ムーアの“神騎乗”で5つ目のGIタイトルを獲得。日本ダービー馬のシャフリヤールが3着に入りました。ラストクロップのオーギュストロダンも、2年前のダービー馬シャフリヤールも、ディープインパクト産駒“最後の”ダービー馬。かつてサンデーサイレンスが現役時代の拠点としていたサンタアニタパーク競馬場で、その血を引く2頭が上位を占めたシーンは感動的でした。オーギュストロダン現役続行の可能性が報じられましたが、2頭の“競演”を日本でも観てみたいものです。

メインのBCクラシックは、地元アメリカの古馬の大将格ホワイトアバリオが優勝。メンバー唯一の「今年の米国クラシック出走馬」だったデルマソトガケは、勝負どころで一旦は置かれそうになりながら、直線でしぶとく脚を伸ばして2着。ダート競馬の本場アメリカにおける最高峰の舞台で、日本調教馬史上最高の結果を残しました。

13年前は、エスポワールシチーが地元アメリカ勢のつくる流れに乗れただけでも拍手をしていたことを思い出します。それを思えば信じられないような内容と結果です。スタートに泣いたケンタッキーダービーの後、爪の不安で前哨戦を使えなかったにも関わらずの好結果は、陣営の努力とデルマソトガケの実力があってこそでしょう。まだ3歳。来年は米国の強豪を“外掛け”でなぎ倒し頂点を目指して欲しいです。

一方、大きな期待を背負っての参戦だったソングラインやウシュバテソーロは、思い通りの結果を出せませんでした。前者は「小回りコース」、後者は「位置取り」や「仕掛けどころ」が敗因としてあげられていますが、敗戦もまた貴重な経験。次に活かして欲しいと思います。

すべての日本馬と関係者の皆様、お疲れ様でした!

さてブリーダーズカップの来年の舞台はデルマー競馬場。サンタアニタパーク競馬場同様に輸送面で有利な西海岸の競馬場であり、一昨年、矢作芳人厩舎の2頭による快挙に沸いた舞台です。2024年のカレンダーの11月1日と2日に、今から印をつけておきましょう!

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大澤幹朗 近影

大澤幹朗

1973年9月22日生まれ。千葉県出身。IBC岩手放送アナウンサー時代に岩手競馬のレース実況に携わり、メイセイオペラら名馬と出会う。2003年にフリー転身後、2006年よりグリーンチャンネル中央競馬中継キャスターに。2013年からは凱旋門賞など海外中継も担当。そのほか、WOWOWヨーロッパサッカー実況アナウンサーとしても活動中。

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