競馬キャスター・大澤幹朗氏がお届けする、知れば競馬の奥深さがより味わえる連載『競馬キャスター大澤幹朗のココだけのハナシ』。
今回のテーマは「夢の第13レース・国枝栄記念(空想)」です。
現役最多のJRA通算1121勝、重賞73勝(うち地方3勝、海外1勝)、GIは海外1勝含め22勝(2/22現在)――。
関東を代表する名伯楽の引退に際し、国枝栄調教師が手掛けた歴代の名馬たちによる当コラム恒例の夢のグランプリレースを空想します。「国枝栄記念」、出走馬15頭の入場です!(カッコ内の年数は現役期間)
「金子オーナーの伝説はこの馬から始まった・・・。厩舎初の重賞ウィナーにしてGI馬」
1番 ブラックホーク
牡 横山典弘A 父ヌレイエフ 馬主:金子真人
(1997~2001 重賞5勝うちGI 2勝:98ダービー卿CT、99スワンS、99スプリンターズS、00阪急杯、01安田記念)
「度重なる骨折を乗り越え、5歳にしてマイル重賞を連勝した“静かなる誇り”」
2番 サイレントプライド
牡 横山典弘B 父フレンチデピュティ 馬主:社台RH
(2005~09 重賞2勝:08ダービー卿チャレンジT、08富士S)
「重賞6勝を全て中山で挙げた厩舎唯一のグランプリホース」
3番 マツリダゴッホ
牡 蛯名正義A 父サンデーサイレンス 馬主:高橋文枝
(2005~09 重賞6勝うちGI 1勝:07有馬記念、07~09オールカマー、07AJCC、08日経賞)
「12番人気の低評価を覆して春の盾を手にしたラフィアン唯一の八大競走優勝馬」
4番 マイネルキッツ
牡 松岡正海 父チーフベアハート 馬主:サラブレッドクラブラフィアン
(2005~13 重賞3勝うちGI 1勝:09天皇賞・春、10日経賞、11ステイヤーズS)
「JRA史上最高配当を叩き出した17番人気のNHKマイルC優勝馬」
5番 ピンクカメオ
牝 内田博幸 父フレンチデピュティ 馬主:金子真人HD
(2006~09 GI 1勝:07 NHKマイルC)
「重賞5勝は全てGI!7年ぶり史上3頭目の三冠牝馬」
6番 アパパネ
牝 蛯名正義B 父キングカメハメハ 馬主:金子真人HD
(2009~12 GI 5勝:09阪神JF、10桜花賞・優駿牝馬・秋華賞、11ヴィクトリアマイル)
「“ドゥラメンテ世代”の2歳王者」
7番 ダノンプラチナ
牡 蛯名正義C 父ディープインパクト 馬主:ダノックス
(2014~18 重賞2勝うちGI 1勝:14朝日杯FS、15富士S)
「脚部不安と闘いながら重賞2勝を挙げた豪脚マイラー」
8番 ミッキーグローリー
牡 C・ルメールA 父ディープインパクト 馬主:野田みづき
(2015~19 重賞2勝:18京成杯AH、19関屋記念)
「日本競馬史に燦然と輝く九冠女王」
9番 アーモンドアイ
牝 C・ルメールB 父ロードカナロア 馬主:シルクレーシング
(2017~20 重賞10勝うちGI 9勝:18桜花賞・優駿牝馬・秋華賞、18・20ジャパンカップ、19ドバイターフ、19・20天皇賞・秋、20ヴィクトリアマイル、18シンザン記念)
「45戦を走り抜いたJRA史上初の白毛の重賞ウィナー」
10番 ハヤヤッコ
牡 田辺裕信 父キングカメハメハ 馬主:金子真人HD
(2018~25 重賞3勝:19レパードS、22函館記念、24アルゼンチン共和国杯)
「重賞2着6回、うちGI 2着3回・・・。獲得賞金厩舎歴代6位の重賞未勝利馬」
11番 カレンブーケドール
牝 津村明秀 父ディープインパクト 馬主:鈴木隆司
(2018~21 GI 2着:19優駿牝馬、秋華賞、ジャパンカップ GI 3着:21天皇賞・春)
「父も母も三冠馬。秋に羽を広げた“赤い鳥”アパパネの娘」
12番 アカイトリノムスメ
牝 戸崎圭太 父ディープインパクト 馬主:金子真人HD
(2020~22 重賞2勝うちGI 1勝:21秋華賞、21クイーンC)
「デビュー戦はイクイノックスの3着だった千代田牧場自家生産の2歳女王」
13番 サークルオブライフ
牝 M・デムーロ 父エピファネイア 馬主:飯田正剛
(2021~23 重賞2勝うちGI 1勝:21阪神JF、21アルテミスS)
「厩舎最後のGI馬にしてクラシックホース」
14番 ステレンボッシュ
牝 J・モレイラ 父エピファネイア 馬主:吉田勝己
(2023~ 重賞1勝うちGI 1勝:24桜花賞)
「1800mの重賞を3勝。厩舎最後の重賞ウィナー」
15番 シックスペンス
牡 C・ルメールC 父キズナ 馬主:キャロットファーム
(2023~ 重賞3勝:24スプリングS、24毎日王冠、25中山記念)
15頭中、牝馬が6頭、金子オーナーの所有馬が6頭、蛯名正義騎手とC・ルメール騎手の騎乗馬が各3頭・・・。あらためて厩舎の特色がよく表れた気がします。
2頭の三冠牝馬を手掛けた日本競馬史上の唯一無二の存在。国枝栄調教師、36年以上に及ぶ調教師生活、本当にお疲れ様でした!
