今週の月曜日14日に、関東地方がついに梅雨入りしました。今年は九州から東海が5月中旬と、記録的に早く梅雨入りしましたが、なぜか関東はそこから1か月経って、平年より遅い梅雨入りとなりました。
『西日本が梅雨入りした時、関東も梅雨入りしてたんじゃね?』と思っている方は私だけではないかと思いますが、専門家によると、今年の梅雨の予報は例年になく難しかったんだそうです。難しいのは競馬の予想も天気予報も一緒ですね。
先週、北海道シリーズがスタートしましたが、最近は梅雨のない北海道も、この時季はぐずついた天気が多いようで、各競馬場で、天候・馬場状態の変更発表が非常に多くなります。
もちろん、競馬にとって天候や馬場状態はとても重要なのですが、競馬中継をやっていると、3場の競馬をタイトな時間でお伝えする中で頻繁に変更発表をお伝えするのは結構、大変です。
また、場ごとに天候・馬場状態が違う場合には、混乱しやすくなりますので気も遣います。
そこで、皆さんに聞いてみたいことがあります。天候は「晴」「曇」「雨」「小雨」「雪」「小雪」の6段階、馬場状態は「良」「稍重」「重」「不良」の4段階で区別されている現在の天候・馬場状態の発表に満足されていますか?
天候の発表ですと、天気がはっきりしないこの時季などは、個人的には「晴れ時々曇り」とか「曇り一時雨」とかがあってもいいと思っています。「降ったり止んだり」とか(笑)。
実際、天候の発表は多少のタイムラグがあるので、「雨」と発表した直後の競馬場の映像で陽が射してる・・・、なんてことがよくあります。
変わりやすい天候が変わるたびに頻繁に発表するより、いっそ「変わりやすい天気」と正直に言った方が親切なんじゃないかって、伝えていて思うわけです。
また、馬場状態の発表も、英国は「Hard」「Firm」「Good to Firm」「Good」「Good to Soft」「Soft」「Heavy」と7段階ありますし、フランスなんて10段階もあると聞きます。
今のままで十分だという方も多いでしょうが、当たり前に続けていることを一度見直してみるというのも大切かもしれません。
と言っても、サロンメンバーの皆さんクラスになると、JRA発表を鵜呑みにせず、時計等で自ら判断されているであろうことは、今回は置いておきます(笑)。