先月16日、高知競馬場で開催されたJRA指定交流戦のG3・黒船賞を見事勝利したのは兵庫の地方馬イグナイターでした。地方所属馬による同レース勝利は、18年のエイシンヴァラー以来4年ぶりの快挙。私は栗東で取材する中で、JRA勢から相当な色気を感じていたものですから、正直本当に驚きました。
イグナイターは育成時、すぐにカッとなって制御が効かなくなってしまう面があった馬だそう。それで名前がイグナイター(点火薬)になったとか。今もレース前のパドックでは闘争心全開といった感じですが、普段はとても大人しいそうで、それが調整のしやすさに繋がっているんだと思います。
現4歳世代のダート馬で古馬混合重賞を勝ったのも彼が初めて…。栗東トレセンでお世話になっている私が言うのもなんですが、これからも中央競馬勢に殴り込みをかけていってほしいです!
さて、そんなイグナイターのオーナーである野田善己さんの馬が、実は今週の土曜阪神1R(ダ1800m)にも出走します! 辻野厩舎のブランアルディ(牝3)は父がイグナイターと同じエスポワールシチー。母はマリアンヌカフェ、その父マンハッタンカフェという血統です。
▲土曜阪神1Rでデビューするブランアルディ
2022/04/08 (金)
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。
