今週末のダービーに出走するタイトルホルダーはセレクトセール取引馬。とはいえ、生産はノーザンファームではなく岡田スタッドで、故・岡田繁幸オーナーの弟さんである岡田牧雄氏の生産馬ということになります。
先週のオークスは“マイネルの結晶”と言ってもいい血統背景を持つユーバーレーベンが優勝するというドラマがあっただけに、予想とは別にタイトルホルダーを応援している方も多いのではないでしょうか。
さて、そんなタイトルホルダーの姉であるメロディーレーンは、岡田牧雄氏ご自身がオーナーです。母父のMotivatorは、2014年の凱旋門賞でメロディーレーンの父オルフェーヴルを破ったTreveの父でもあるなんて、血の巡り合わせとは数奇で面白いものだなぁと思います。
天皇賞・春では11着だったメロディーレーン。当日、私は仕事で現地にいたのですが、検量室裏に引き上げてきたジョッキーらが『(時計が)速すぎる』、『流れていたのに勝負所からさらにペースアップした』と口にしていたのが印象的でした(実際レコード)。メンバーも超強力でしたが、時計のかかる馬場を得意とするメロディーレーンにとってはかなり厳しい条件が揃ってしまっていたかなと。ただ、GIに果敢に挑戦し、6頭は負かした彼女の根性には頭が下がります。
2021/05/28 (金)
産駒数2頭! 魅力的なメーヴェ姉弟/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 2025/11/07 (金) 大久保龍厩舎二本の矢/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 2025/11/01 (土) 復活のハーデス/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 2025/10/24 (金) 素質馬の成長/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 2025/10/17 (金) 最後の一冠/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 2025/10/10 (金) 後のGI馬を探せ/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。
