いよいよ今週末は菊花賞!! メンバーの中では絶対的先行馬と言えるアスクビクターモアが外枠(7枠14番)に入った事で、混戦ムードがさらに強まったように感じます。トビが大きいため、ゴチャつきたくないであろうガイアフォースが1枠1番ですから、ひょっとしたらこちらが逃げる事もあり得そう。
春のクラシック連対馬は不在でも、底を見せていない馬が多く、栗東勢はここに来てグンと成長した馬も多いです。当日までワクワクが止まりません!
さて、先週も菊花賞有力馬の感触をお届けしましたが、最後にお約束した通り、今週は私の担当厩舎でもある辻野厩舎の出走馬情報を。抽選対象だったタイムオブフライトは残念ながら除外(※10/22(土)阪神10R・兵庫特別へ)になったため、ディナースタとポッドボレットの2頭出しとなります。
特にディナースタはここ2戦、札幌の芝2600mを道中からマクッて勝ってきているので、栗東のジョッキーさん方からは最も警戒されている存在。レースの鍵を握っていると言って過言ではありません。
▲札幌芝2600mで2連勝中のディナースタ
一週前は天皇賞・秋へ出走するカラテ、タイムオブフライトとウッドコースで併せ馬をしていましたが、ゴール板を過ぎてから目一杯追われていたのは角居厩舎から引き継いだスタイル。
実は、ディナースタを担当しているのが辻野調教師と同じく角居厩舎出身の清山助手なんです! 菊花賞馬・キセキの担当者さんでもありました。
最終追いも清山助手が乗り、坂路4ハロンを馬なりで54.8-13.0秒。『3000mをこなす上で必要な課題を一つずつクリアしてくれました。速い時計を出すのではなく、毎日じっくり負荷をかけるような調教をやってきたんです』と清山助手。その中でもへこたれることなく、夏場よりも体はしっかりしてきたといいます。
2022/10/21 (金)
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。