『馬券のことはよく分からないけど、うちの厩舎って、毎回単勝だけ買い続けてたら絶対年間プラスになるんちゃうの?』
先週、ブラックラテが11番人気(単勝23.7倍)で福島の3歳以上1勝クラスを勝った時、今年何回目かになる上記のセリフを梅田調教師に言われました。
脚元が弱かったためダートを使ってきたブラックラテでしたが、ようやく固まってきたため本来の芝に戻しての鮮やかな勝利。同場の2つ前のレース・ダイリュウブラック(5番人気2着)の馬券は取れていたのに、ブラックラテは取れず…。落ち込んでいたところに追い込みをかけられましたよね(笑)。
実際、梅田厩舎の今年の単勝回収率は驚異の256%。しかも、芝のレースに絞れば469%と、とんでもない数字です。出来る事なら今年の初めに戻って、『梅田厩舎の出走馬は毎回単勝だけ買っときなよ』って自分に言いたい…。
まあ、そんな負け犬の遠吠えをしていても仕方がないので、来週の京都2歳ステークスに出走するこの馬の話を。
まだ“とねっこ”感すらある幼いお顔をしたこちらの馬はコスモサガルマータ。前走の紫菊賞はブービー人気でしたが、先程のお話にも繋がる単勝39.5倍で見事勝利を収めました。
2022/11/18 (金)
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    赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。
