2021年のエリザベス女王杯を制したアカイイトが今年1月に競走馬登録を抹消し、北海道日高郡新ひだか町のサンデーヒルズで繁殖入りしたニュースはまだ記憶に新しいと思います。とても人気のある馬で、惜しまれながらの引退ではありましたが、初年度の相手と決まったロードカナロアとの子供が無事生まれ、新たな夢を追いかけていく日を待つ楽しみもできましたね。
きっと遠いようで近いその日となるでしょうが、まずその前に、今週日曜日の小倉10R・太宰府特別に彼女の全妹が出走するのを忘れてはなりません。
エニシノウタ(牝5・笹田厩舎)は現在2勝クラスの馬ですが、近走、武器の末脚に磨きがかかり、昇級戦の前走でいきなり2着。それも勝ち馬テーオーシリウスが1000m通過58.3秒という速いペースを単騎で逃げ、この時点で後続に3秒もの差がついていました。その中でエニシノウタは4コーナーを大外9番手でまわり、末脚にかけた中でも1番厳しいところから2分の1馬身差まで追い上げたのですから…ちょっとセンセーショナルなレースだったと思います。
2023/02/10 (金)
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。